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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第11話 小猫涙の悲願、グレモリー眷属修行開始します!後編
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side;イッセー
よっ、皆。イッセーだ。今俺は山登りを楽しんでいる所だ。なんでもリアス先輩が所有している別荘があるらしくそこでなら多少派手に暴れても周りに迷惑はかけない丁度いい場所らしい。しかし緩やかな山だな、前に絹クジャクの卵を取りに行った時の山はもっと険しかったな。
「はあはあ……山登りって意外ときついんだね。イッセー君は疲れてないの?」
「これくらいじゃ散歩にもならないな」
「流石だね」
かなり重そうなリュックサックを背負う木場は少し疲れた様子を見せる。どうやらあまり体力はないほうみたいだな。まあもう山を登りだして数時間が立つしあれだけ大きな荷物を背負ってたら悪魔でも厳しいか。
「祐斗先輩、ファイトです」
後ろから木場より遥かに大きな荷物を持った小猫ちゃんが話しかけてきた。その表情に疲れは見えない。
「おいおい木場、女の子がこんな涼しい顔してるのに情けないぞ?」
「あはは……そうだね、このままじゃ情けないね」
木場はそういって更に山を登り始める。男の子だねぇ。
「アーシアは疲れていないか?もし疲れていたら直に言えよ?」
「はい、ありがとうございます、イッセーさん」
隣を歩くアーシアに気遣うがどうやらまだ大丈夫そうだな。
「むう、イッセー先輩はアーシアさんに過保護過ぎます。私には何も言ってくれないのに……」
「いや、小猫ちゃんなら楽勝だろう?」
「ふん、もういいです」
ありゃりゃ、怒っちゃったか……何が悪かったんだ?
「ほらほら貴方たち、もうすぐ到着するからもうひと踏ん張りしなさい!」
「うふふ、こういう和気藹々とした雰囲気も偶にはいいものですね」
先を歩くリアス先輩と朱乃先輩に声をかけられて俺たちは先輩達の元に駆け足で向かっていった。
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
「着いたわ。ここが私たちが10日間修行を行う場所よ」
「うわぁ……大きなお屋敷です」
アーシアが言うように俺の眼前には漫画によく出てくるような大きな木造建築の屋敷が立っていた。実際にあるもんなんだな、ああいうのって。
『お菓子の家に住んでるやつがいまさら何を言ってるんだ?』
あ、確かにそうだな。まああっちはあっちで凄いもんばかりだしな。
「さて、まず修行を始める前に着替えちゃいましょうか。私たちは二階を使うからイッセーたちは一階の部屋を使って頂戴」
「分かりました」
リアス先輩に案内された部屋で木場と一緒に着替える。すると木場が俺の体をジッと見ていた。
「ん?どうかしたか?」
「いや、イッセー君って着痩せするタイプな
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