第五話 会敵
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初
と3分!」
「ラヴクラフトを正対させろ!コンディション・レッド!総員第一戦闘配置!!」
「艦長!α1より通信が入っています!」
「なにぃ?………繋げ!スクリーンに出せ!」
据付けの大型モニタに生真面目そうな軍人が映し出される。
『こちらはザフト所属、ウィルソン隊のハドソンだ。所属、官姓名を名乗られたし!』
「こちらはD.I.V.A.セキュリティ社所属戦闘艦ラヴクラフト。艦長のヴィクトール・フォン・レームブルックだ。貴官は?」
『ウィルソン隊隊長のリチャード・ウィルソンだ。』
いかにも軍人、といった空気を纏う男の眉間には皺が寄っている。なにやら怒りに満ちているようだ。
『諸君らPMC風情がどうしてラクス・クライン議長を誘拐したのかは知らん。要求があるなら聞こう。』
「は?」
ヴィクトールは思わずそう返した。なんでそんな事になっているのか………。
「知らんな、そんな事。」
故に突っぱねた。
『なるほど………ならば臨検に協力して貰おうか。』
「答えはNOだな。」
この艦にはD.I.V.A.セキュリティ社独自の技術も多い。おいそれと部外者、それも専門家を乗せられない。
『仕方がない………実力を持って貴艦を拿捕する。』
「ならばこちらも自衛権を行使するとしよう。」
ヴィクトールは大きく息を吸い、そして、命令を下す。
「MS隊は全機発進。お客さんを歓迎しろ!」
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ