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ヘタリア学園
第三話 捕虜にしてみたらしてみたで ☆

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第三話  捕虜にしてみたらしてみたで
「それでイタリアを捕虜にしたのだな」
「はい」
 ドイツはとりあえず捕虜にしてみたイタリアのことを上司であるカイゼル髭の方に報告しました。
「そうですが」
「わかった。じゃあ一応監視しておけ」
「はあ」
 何故かドイツの返答ははっきりしないものでした。それにはちゃんと理由がありました。
 イタリアが何もしないのです。日がな一日ソーセージにモンク言いながらグータラしたり歌ったりしているだけです。それだけなのです。たまりかねたドイツが寝転がって恋人の作り方という本を読んでいる彼に尋ねました。
「御前・・・・・・働くという気はないのか?」
「や、やだなあちゃんとあるよ」
 彼は一応はこう答えてきました。
「今ちょっとある物がないだけで」
「そのある物とは何だ?」
 そうイタリアに問います。すると返答は。
「そうだなあ。まずは美味しいパスタでしょ」
 それにはじまって。
「あとオリーブオイルとワインが欲しいなあ。あとあと隣に可愛い女の子がいて欲しいしそれからそれから」
「・・・・・・・・・」
 ドイツはまたしても呆れました。とりあえず色々終わったので半島に放り返したドイツでした。なお全部あげても動かないイタリアでした。


第三話   完


                          2008・1・3

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