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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十七話 派遣任務 3
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という異常事態。

オレはスバルの取り扱いが一番上手いティアナに助けを求める。

さすがにこのままメシっていう訳にはいかない。

「スバル、あのレッドスライム2回も噛んでたものね」

「ああ、オレとティアナは口に入れた途端、スポーンだったのにな」

「おまけに飲み込むし…」

「ある意味、尊敬するなぁ…憧れはしないけど」

などど馬鹿話をしていても、一向に起きる気配はない。

さすがに心配になってくる。

「じゃあ、起こしましょうか」

起こせるのか、コレ?

ティアナがあまりにも簡単に言うが、オレは半信半疑だ。

「アスカ、スバルの鼻を摘んで」

「ん、こうか?」

オレはティアナの指示通り、スバルの鼻を摘む。

パカ

それに連動するようにスバルが口を開ける。

その口に、ティアナはポトリと焼き肉を落とした。次の瞬間、

ガバッ!

うお!突然スバルが起きあがった!

「あー、お肉オイシイ!」

モグモグと笑顔で口を動かすスバル。

……心配して損した。

「さ、アタシ達も食べましょう。じゃないと、全部スバルに食べられるわよ」

平常運転で食い始めるティアナ。タフなヤツ…

「あ、そうね、食うか」

毒気を抜かれたオレは、気にしたら負けだ、と自分に言い聞かせて箸を掴んだ。





なんて言うかねぇ…完全に席のポジショニングを間違えましたよ!

端っこから、キャロ、エリオ、オレ、スバル、ティアナの順番で座ってるけど、エリオとスバルはもっと引き離さなくちゃダメだ!

目の前から瞬く間に食い物が消えて行くよ!

これ以上の修羅場はないだろうと思って隊長達の席を見ると、向こうは向こうで、ヴィータ副隊長が恐ろしい勢いで食料をクリアしていってる。

そこになぜか意地になって参戦するシグナム副隊長に、意外な伏兵としてリイン曹長が負けじと頑張っている。

……リイン曹長、普段サイズの時も、自分と身長以上のケーキとか平らげてたもんな。

声に出すとちっちゃい上司に怒られるから言わないけど。

オレも三人前は食うから大食らいだけど、この中じゃ小食に見えちまうよ。

「くそ!負けてられるか!食うぞ!」

エリオとスバルの圧倒されっぱなしでいられるか!

二人の箸が舞う戦場にオレも箸を伸ばす。

……早いよ!

何、その超人的なスピード!焼き肉を見つけたら、もう無いってどんなイリュージョンだよ!

「お前等、肉ばかりじゃなく野菜も食え!」

たまらずオレは叫んだ。じゃないと肉食えないよ!

ところが…

「食べてますよ」「食べてるよ」

エリオとスバルが同時に答えた。

よーくみると、肉を野
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