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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十七話 派遣任務 3
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喋れないアスカとティアナが念話で突っ込む。
「ひどいよー。アスカ君もティアナも」
加害者であるシャマルが、プウと頬を膨らませてムクれる。
「まあまあ、シャマル先生」
スバルがシャマルをなだめる。
が、不用意に近づいてきたスバルの腕を、シャマルはガシィッ!と掴んだ。
「…スバルなら、ちゃんと食べてくれるわよね?」
そう言いつつ、今度は真っ赤なレッドスライムを取り出すシャマル。
「ええええええええええええええ!」
まさかの展開にスバルが悲鳴をあげる。
「「「がんばれ〜」」」
アスカ、ティアナ、シグナムが投げやりに応援する。
「ちょ、イヤアァァァァァァ!」
スバルの断末魔の叫び声が辺りに響きわたった。
アスカside
「数多くの犠牲の上で、この食卓は成り立ってます。みんな、それを忘れんようにな」
「「犠牲とか言わないでください!悲しくなります!」」
八神部隊長の食事前の挨拶に、オレとティアナが突っ込みを入れる。
あの後、スバルはレッドスライム…もとい、ニンジンペーストその他モロモロ入り卵焼きを飲み込んで機能停止していた。
スバルを倒した後、シャマル先生がブルースライムを取り出したが、シグナム副隊長とヴィータ副隊長がそれを取り押さえて事なきを得たんだけど…
ブルーって、何のペーストを混ぜたんだよ…怖くて誰も聞けなかったよ。
そんでもって、今シャマル先生は、【危険物】のプラカードを首からブラ下げて反省中である。
「ま、それはそれとして、飲み物と食事は行き渡ったかな?」
オレ達の突っ込みに怯む事なく、八神部隊長は進行を進める。
『アッサリ流されちゃったよ!』
『虚しくなるわね』
シャマル先生被害者の会の抵抗はあまりにも無力だ。
「えー、ではみなさん!任務中にもかかわらず、なんだか休暇みたいになってますが、丁度サーチャーの反応と広域探査の結果待ちという事で、ここらで食事としましょう」
「六課メンバーは、お食事で英気を養って引き続き任務を頑張りましょう!」
八神部隊長に続いて、高町隊長がオレ達フォワード陣に言う。
「「「「はい!」」」」「…」
機能停止しているスバル以外のメンバーが答える。
…つーか高町隊長、スバルはスルーッすか?
「現地のみんなは、ゆっくりしていってね」
ハラオウン隊長が美由希さん達に言う。
「「「「「は〜い!」」」」」
ほんと、仲良しさん達だ。
先ほどとは違い、和やかに食事が始まった。
「始まったじゃねぇよ。食う時間になってもスバルが起きないぞ。どうすんだ?」
人一倍食い意地の張ったスバルがまだ再起動しない
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