暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十七話 派遣任務 3
[6/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
喋れないアスカとティアナが念話で突っ込む。

「ひどいよー。アスカ君もティアナも」

加害者であるシャマルが、プウと頬を膨らませてムクれる。

「まあまあ、シャマル先生」

スバルがシャマルをなだめる。

が、不用意に近づいてきたスバルの腕を、シャマルはガシィッ!と掴んだ。

「…スバルなら、ちゃんと食べてくれるわよね?」

そう言いつつ、今度は真っ赤なレッドスライムを取り出すシャマル。

「ええええええええええええええ!」

まさかの展開にスバルが悲鳴をあげる。

「「「がんばれ〜」」」

アスカ、ティアナ、シグナムが投げやりに応援する。

「ちょ、イヤアァァァァァァ!」

スバルの断末魔の叫び声が辺りに響きわたった。





アスカside

「数多くの犠牲の上で、この食卓は成り立ってます。みんな、それを忘れんようにな」

「「犠牲とか言わないでください!悲しくなります!」」

八神部隊長の食事前の挨拶に、オレとティアナが突っ込みを入れる。

あの後、スバルはレッドスライム…もとい、ニンジンペーストその他モロモロ入り卵焼きを飲み込んで機能停止していた。

スバルを倒した後、シャマル先生がブルースライムを取り出したが、シグナム副隊長とヴィータ副隊長がそれを取り押さえて事なきを得たんだけど…

ブルーって、何のペーストを混ぜたんだよ…怖くて誰も聞けなかったよ。

そんでもって、今シャマル先生は、【危険物】のプラカードを首からブラ下げて反省中である。

「ま、それはそれとして、飲み物と食事は行き渡ったかな?」

オレ達の突っ込みに怯む事なく、八神部隊長は進行を進める。

『アッサリ流されちゃったよ!』

『虚しくなるわね』

シャマル先生被害者の会の抵抗はあまりにも無力だ。

「えー、ではみなさん!任務中にもかかわらず、なんだか休暇みたいになってますが、丁度サーチャーの反応と広域探査の結果待ちという事で、ここらで食事としましょう」

「六課メンバーは、お食事で英気を養って引き続き任務を頑張りましょう!」

八神部隊長に続いて、高町隊長がオレ達フォワード陣に言う。

「「「「はい!」」」」「…」

機能停止しているスバル以外のメンバーが答える。

…つーか高町隊長、スバルはスルーッすか?

「現地のみんなは、ゆっくりしていってね」

ハラオウン隊長が美由希さん達に言う。

「「「「「は〜い!」」」」」

ほんと、仲良しさん達だ。

先ほどとは違い、和やかに食事が始まった。

「始まったじゃねぇよ。食う時間になってもスバルが起きないぞ。どうすんだ?」

人一倍食い意地の張ったスバルがまだ再起動しない
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ