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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十七話 派遣任務 3
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草のペーストを混ぜて作ったの。オイシイと思うから食べてみて!」
テンションの高いまま、シャマルは答えを教えてくれる。
「ホ、ほうれん草ですか!この毒々しい…いや、濃い緑は!」
「うん!その他モロモロ!」
(モロモロの方を教えてください!)
そう思ったが、聞いたら食べられなくなりそうなので言葉を飲み込んだ。
チラッとシグナムに目を向ける。
『これも試練だ。乗り越えて見せろ』
『せめて目を合わせてくださいよ!家族なんでしょ!責任とってください!』
『いいから早く処理せんか!』
逆ギレされる始末である。
(食べろじゃなくて、処理ときたか)
なかなか決心のつかないアスカ。しかし、いつまでもこのままではいられない。
そこに、シャマルの追い打ちがくる。
「…食べてくれないの?」
再びシャマルが涙目になる。もう逃げられない!
「ええい!ままよ!」
アスカは覚悟を決めて緑色の卵焼きを口に放り込んだ。次の瞬間、
スポーーン!
アスカは勢いよくグリーンスライムを口から射出した。
ピューン、とグリーンスライムは闇夜に消える。
「ぐああぁぁぁ!」
アスカは奇声をあげて、湖めがけて走り出した。
そして、湖に顔をドブンとつける。
「ぐは!ぐえ!ごは!」
バシャバシャと顔ごと口を洗っている。
そして洗浄が終わると、ダッと駆け足で戻ってきて、スバルとティアナの前に立つ。
「アガ!アゲバダベダ!」
身振り手振りで何かを伝えようとしているが、通じない。
「何語?」
スバルが首を捻る。
「って言うか、アンタちょとヒドイでしょ!シャマル先生、泣いてるわよ!」
ティアナが非難する。
ピキッ
アスカが青筋を立てた。
「アゲ」
アスカが上を指さす。
「え?」
思わずティアナが上を見上げる。
その隙に、アスカは残っていたもう一つのグリーンスライムを箸で掴み、ティアナの口に放り込んだ。
スポーーン!!
結果、もう一人犠牲者が出た。
アスカのように奇声こそ出さなかったものの、ティアナは口を押さえて湖に駆け寄り、同じように顔を水面につけて洗浄している。
そしてガバッと立ち上がると、走ってアスカに詰め寄って胸ぐらを掴んだ。
「ガギズンノボ!アンダバ!」
「ヴズザイ!ボレボグズジビガバガッダガ!」
お互いに何語を喋っているのかは分からないが、怒っているのは確かだ。
シグナムが喧嘩をしている二人に近づく。
「二人とも、よくやった。お前たちの勇気が皆を救った」
『『どうせならもっと別の事で誉めてくださいよ!』』
口が麻痺して
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