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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十七話 派遣任務 3
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ったお料理、出してあげるから!」

「んな!シャマルいつのまに!」

はやてが大慌てでシャマルから離れる。

「お前!ここを戦場にするつもりか!」

シグナムも間合いを空ける。

「落ち着け、シャマル!お前はまだ何もしていない!今ならまだ間に合う!」

ヴィータも後ずさる。

(突っ込みどころは色々あるけど、ひどい言われようだね)

傍観者を決め込んだアスカが苦笑した。

「みんなひどいんだから。大丈夫よ。はい、コレ」

散々な言われようのシャマルが取り出したのは、お皿にグチャッと盛りつけられた、二つの濃い緑色をした物体だった。

それを見たアスカの顔が引きつる。

(なんだよ、アレ?)

「はい、食べたい人!」

ザッ!

シャマルの声に反応した全員が、一歩後退する。

「え?え?」

唯一、アスカだけが反応できず、シャマルには彼が一歩前に出たように見えたのだ。

「はい、アスカ君♪」

ニコニコと笑って、シャマルはアスカに皿と箸を渡す。

『お、お前等〜!』

非難の目でフォワードメンバーをみるアスカ。

『す、すみません!』『ごめんなさい!』

エリオとキャロは素直に謝るが、目を合わせようとはしない。

『アスカ、グッドラック!』『頑張りなさい』

スバルとティアナは、完全に他人事である。

隊長達に目を向けるが、誰も目を合わせてくれない。

「さ、どうぞ、召し上がれ」

嬉しそうにシャマルが死の宣告をしてくる。

「え、えーと、これは何でしょうか?」

ダラダラと汗を流し、アスカは悪足掻きで時間を稼ぐ。

「んー。何だと思う?」

ニコニコと可愛らしい悪魔の笑顔で、シャマルは質問を質問で返した。

「えーーと…グリーンスライム?」

アスカは見た目のマンマ答える。その途端、

「…グス…ひどいよ、アスカ君…」

涙目になるシャマル。

さっきまで愛らしく笑っていたから、そのギャップは激しかった。

周囲から”女の子泣かした”的な空気が漂う。

(たぶんヒドイのはシャマル先生の方だと思いますけど!?それとアンタ達、オレを非難できる立場にねぇだろ!)

泣きたいのはオレだ!と内心思うアスカであった。

「え、えーーーと……た、卵焼き、だったりして?」

まさか、と思いつつ二度目の答えを言う。すると、

「なーんだ!分かっていたのね。もう、アスカ君もお茶目なんだから!」

パァ、とシャマルの機嫌が直る。

(当たったけど嬉しくない!何をどうやれば卵焼きがダークグリーンになるんだよ!)

アスカはプルプルと震える手で箸を掴むと、グリーンスライムをつまんでみる。

「ほうれん
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