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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十七話 派遣任務 3
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しようと…」

「うっさい!」

じゃれ始めた二人を無視して、アスカはフェイトの胸に埋もれているアルフを見ている。

「おやぁ?アスカ君。もしかして、アルフが羨ましいとか?」

美由希がニヤニヤと笑ってアスカの頬をツンツンと突っつく。

「はい!メッチャ羨ましいです!」

包み隠さず、力一杯頷くアスカ。あまりの即答具合に美由希は唖然とする。

「いや、美由希さん。男だったらズェッタイ夢に見ますよ、あの胸は」

「うーむ、素直でよろしい!私から見ても、あの胸は羨ましいよ。枕にしたい」

「わかります!」

……妙な所で気の合うアスカと美由希。

ぐぅ

「…しかし、今は色気より食い気です」

アスカは鳴った腹を押さえる。

「本当、君は素直だねぇ」

ある意味、本能むき出しのアスカに感心する美由希。

アスカは先ほどから鼻をくすぐる肉の焼ける匂いの方を見る。

そこには…

「ぶ、部隊長!?」

はやてが、見事な手捌きで食材を鉄板で調理していた。

「お、みんな、おかえり!」

料理の手を止めて、はやてがフォワードを迎え入れる。

「部隊長自ら鉄板焼を?」

思わぬ事態にティアナが慌てた。

「そんなの、私たちがやります!」

キャロも慌ててはやてに駆け寄る。

だが、はやては優しく笑ってキャロを止める。

「ん?ええよ、待ち時間あったし。お料理は元々趣味なんよ」

「はやて隊長の料理はギガ美味だぞ。ありがたく頂け」

普段は仏頂面の多いヴィータが、笑ってフォワードメンバーに言う。

「「「「「はい!」」」」」

元気に答えるフォワード5人。

そこに、少し心配そうにシグナムが合流してきた。

「シャマル。お前は手を出してないだろうな?」

その不安そうな声は、これから起きる惨劇を予言しているかのようだ。

「あぁ!シグナムひどい!」

シグナムの言葉に、シャマルがムクれる。

「ちょっと手伝ってくれたよなぁ?材料切りとか」

あはは、と笑いながらはやてがフォローを入れる。

「はい!」

嬉しそうに答えるシャマルだが、ヴィータとシグナムが追い打ちを掛ける。

「まあ、切るだけなら…」「大丈夫だな」

真顔の副隊長ズの言葉に、スバルが恐る恐るシャマルに目を向ける。

「…シャマル先生、もしかして…」

「違うもん!シャマル先生、お料理下手なんかじゃないもん!」

力いっぱい否定するシャマル。だが、

「「「「「……」」」」」

その言葉を鵜呑みにするほど、フォワードメンバーも命知らずではない。

「疑ってるわね?疑ってるでしょ!いいもん!じゃあ、はやてちゃんの目を盗んで作
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