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艦隊これくしょん【幻の特務艦】
第二十六話 命綱
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娘は以下のとおりである。
戦艦   日向 伊勢 ビスマルク
空母   鳳翔 翔鶴 瑞鶴
重巡   足柄 妙高 プリンツ・オイゲン
航巡   利根 筑摩 鈴谷 熊野
軽巡   長良 由良
駆逐艦  天津風 雪風 暁 響 雷 電 不知火 綾波 

現在榛名をはじめとする精鋭一個艦隊を横須賀に派遣している呉鎮守府にとっては今の陣容が制海権維持できるギリギリ一杯のところだった。
これ以上の戦力の派遣は制海権維持にも差しさわりがある。しかも輸送船団護衛となれば相当の戦力を割かねばならず、主力不在の呉鎮守府が敵に攻撃されてしまえば、ひとたまりもない。

 だが、鳳翔たちの意見具申に対して、提督はほとんど間髪を入れずに即断し、指令した。

 すなわち、鎮守府全戦力をもって横須賀までの物資輸送を完遂させよ、と。

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