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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic11-B運命の子供たち〜Puferutona Forseti〜
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せた要因が他に何かないかと考え込んでいると、シャルがすぅ〜〜っと息を大きく吸った。そして・・・
「ちょっとぉぉぉーーー! 誰との子供よ、ルシルぅぅぅーーーー!」
そんな訳の解らないセリフをのたまった後、俺に向かって突進してきた。そして平手打ち。だが理由も解らず頬を叩かれる謂れはないから、平手打ちを繰り出した右手をパシッと受け止める。シャルの様子にはやて達が俺たちの元へと駆けて来る。
「そもそも子供って何の話だ!」
「この子のことよ! アリサ! Come here !」
シャルは部隊長室のドアに向かってそう声を上げた。再び開いたドアの向こう、廊下で待機していたらしい連中が俺たちの前に姿を見せた。まずは何とも言えない表情で俺を見ているフォワードの4人、次に俺たちの親友であるアリサ。・・・で、もう1人の姿に俺は、俺たちは絶句した。そこには俺が居た。いや正確には俺と瓜二つの少年が居た。銀色の髪に紅と蒼の虹彩異色。身長はヴィヴィオより同じくらいか。一卵性の双子だって言っても不思議じゃない程に同じだ。
「あっ、フォルセティ・・・!」
「ヴィヴィオ・・・!」
シャルのキレっぷりに怯えていたヴィヴィオだったが、俺と瓜二つの少年をフォルセティと呼んで表情に明るさを取り戻し、フォルセティのところにトテトテと駆け寄って行った。その様子を混乱する頭のままで見守っていると・・・
「ちょっとぉぉぉーーー! 誰との子供よ、ルシルぅぅぅーーーー!」
「待つんだ、まずは話を聴け、シャル――ぐはぁっ!?」
シャルが改めて激昂。ヴィヴィオとフォルセティに気を取られ過ぎて、シャルの左手による平手打ちをまともに受けてしまった。しかも軽く魔力を付加してくれやがったのか途轍もない衝撃が俺を襲い、ガタン!と執務デスクの反対側に吹っ飛ばされた。
「うわっ、ルシル君!?」
すぐに俺の側に駆け寄って来てくれたのははやて。差し出してくれた右手を握り返して上半身を起こしてもらう。そこから自力で立ち上がり、肩で息をしているシャルを、「落ち着いて!」そう必死に宥めるなのは達を視界に納める。
「この子! フォルセティ! もう判ってると思うけど地下にて発見、保護した子! 軽く事情聴取をしたんだけど! お父さんの名前がルシル、あなたって言うじゃない! どういうこと!? わたしとはやてとトリシュの想いに答えないまま、他の女のヤっちゃったってことでしょ!? 母親はどこの誰!? フォルセティは知らないって言うし、あなたなら知ってるんでしょお父さん!?」
シャルは全力で叫ぶように話すからもう耳が痛いのなんのって。見ろ、ヴィヴィオとフォルセティが耳を押さえて怯えているじゃないか、可哀想に。つうか、「馬鹿を言え。そんな事するわけないだろうが」溜息を
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