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Eipic11-B運命の子供たち〜Puferutona Forseti〜
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コスンツァーナ少将の4人は、俺を道具ではなく同志として見てくれているから敵にはならないと思う)

他の男将校や最高評議会は俺を道具として利用する気満々だから、下手に抗えば俺の秘密をネタに脅してくるだろう。一番消えてほしい連中だ。そしてリアンシェルトと、民間協力者というトリックスターとエーアスト。リアンシェルトは何だかんだ言って黙っていてくれそうな気がする。まぁ俺がレーゼフェアとフィヨルツェンを救ったら完全に敵対してくるだろうが。それまでは放置で良いだろう。

(エーアストの素性はすでに調べがついている。エーアスト・ルター。フリーランス魔導師派遣会社、エモーションサービスカンパニーの社長だ)

そしてトリックスター。コイツだけはサッパリ判らない。どれだけ調べようとも尻尾すら掴めていない。勘だがコイツとはそう遠くない未来でぶつかりそうだ。

「ひとり考えていても仕方ない、か・・・」

ヘルメットを被って“マクティーラ”に跨り、「さ、はやて達の元へ帰ろう」アクセルを回して“マクティーラ”を走らせる。

「っと、せっかく首都にまで来たんだ。部隊員のみんなに茶菓子でも買って行くか」

最寄りの有名な名菓店ゴルデンクローネでカステラを購入。雑誌で掲載されるほどの美味しさで、少し前に女子隊員たちが買いに行きたいと話していたのを聞いていたからな。お土産にするにはちょうど良いだろう。特に値段の張る特級というカステラ、1箱10本入りを2箱と購入。シート下の収納スペースに入れ、改めて隊舎へ向かう。
それからの隊舎までの道程は何事も問題が無く、無事に帰って来られた。ヘリを格納しておくハンガーに隣接しているガレージに“マクティーラ”を停車させ、そのまま隊舎へ。

「あ、セインテスト調査官。おかえりなさい」

「おかえりなさい」

良いタイミングで給湯室から出て来たアルトとルキノに声を掛けられた。2人に「ただいま」と挨拶を返し、「コレ、土産なんだが。みんなで食べてくれ」買ってきたカステラ2箱の入った包みを差し出す。

「お土産ですか? ありがとうございま――」

「ああああああああ! ゴルデンクローネの箱じゃないですか! え、どの商品を買って来て下さったんですか!?」

「え、ゴルデンクローネ!? 本当だ!」

「有名だって言うカステラを」

「「カステラ!」」

目を爛々と輝かせて食いついてくるアルトとルキノ。1箱は交代部隊の隊員たちの分だと告げ、アルトに包みを手渡した。2人は「ありがとうございます! 頂きます!」ものすごい笑顔で一礼して給湯室へと戻って行った。喜んでくれてたようで俺としても満足だ。そして部隊長室へ向かい始めた中、「特級ぅぅぅ〜〜〜〜〜!!」給湯室からアルトとルキノの歓声が響き渡って来た。苦笑しながら廊
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