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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic11-B運命の子供たち〜Puferutona Forseti〜
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器戦で役に立つはずだ。それを封じる目的はなんだ。リアンシェルトからの提案というのが重要だとは思うが。直接問い質そうにも絶対に答えないだろうしな。本当に面倒な娘だよ、まったく。
「どうです、悪い話ではないでしょう? ここがターニングポイントですよ。ただでさえ犯罪行為を行っているのに、プライソンを利用していると思わされての、逆に利用されたままズルズルと共犯者へと堕ちるか、最高評議会の意を汲んで奴の逮捕に動いて今の地位を守るか。お好きな方をどうぞ」
レジアスは深く考え込み始めた。次に口を開いたのは2分ほどが経過してからだった。彼は「良かろう。貴様の話に乗ってやろう」そう言って鼻を鳴らした。俺は「どうも」と右手を差し出したが・・・
「勘違いするな。ワシは貴様らの味方になるつもりはない、敵にならんだけだ」
握手には応じてくれなかった。俺は差し出していた右手を戻し、「ですが本当に良かった」そう前置きをしてから・・・
「機動六課の後見人、非公式ながらあと3人いましてね。法務顧問相談役のレオーネ・フィルス、武装隊栄誉元帥のラルゴ・キール、本局統幕議長のミゼット・クローベルの御三方です」
「「っ!?」」
そう伝えるとレジアスと、これまで黙って俺たちのやり取りを見守っていたオーリスが目を見張って息を呑んだ。伝説の三提督と謳われる、時空管理局黎明期の功労者。さすがのレジアスもこの3人の名前を聴いては最早黙るしか、本局や機動六課に協力するしかないだろう。
「むぅ・・・」
「彼の三提督までもが機動六課に協力しているなんて・・・」
「あの方たちを敵に回してこれまで通りに局員でいられるわけがないですからね。それでは、地上本部はこれより本局、機動六課、聖王教会に協力してもらえる、と考えてもよろしいですね?」
「・・・好きにしろ」
「感謝します、ゲイズ中将。これにて失礼したします」
敵視している本局と聖王教会とも協力する、そう約束を取り付けた以上はもうここに居る理由は砂粒ほどもないためレジアス達を放ってササッと執務室を出て、そのままエレベーターに乗り込んで1階へ降りる。そして受付カウンターの女性局員に軽く会釈だけして駐車場に行き、“マクティーラ”に乗るための準備をしている最中・・・
(さて、レジアスの件は片付いたが・・・最高評議会はどうしてくれようか・・・)
先はドクターの命令でドゥーエが処分した。しかし今回はそうはいかない。本局内にプライソンの手下は居ない・・・はずだ。となれば、権威の円卓は消滅しないし、俺が自由になることもない。レジアスとは同じ犯罪者だという共通項があるおかげで、俺の秘密は明かさないだろう。
(特捜課のガアプ一佐や暗殺部隊のサブナック一佐、捜査部長官のアーリー中将、情報部長官の
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