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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic11-B運命の子供たち〜Puferutona Forseti〜
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せそれほどの欲など持ち合わせていないのだから――
この預言内容を知ったその後、俺はその足で本局へと赴いてドクターとプライソンの開発コードを訊いてみた。そして返ってきたのが、無限の欲望と無窮の強欲。これでプライソンが首謀者であることが確定した。レジアスもプライソンの開発コードを知っているのか、「っ・・・!」目を見張った。
「無窮の強欲・・・、つまりプライソンが引き起こす事件が、いま起きているものだ。解説して差し上げようか、ゲイズ中将?」
「・・・無用だ」
預言内容を反芻しているのかレジアスは目をキュッと強く瞑った。先の預言内容とは大きく違うが、地上本部が落ちるのは変わりないようだ。旧い結晶は“レリック”、無窮の強欲はプライソン、集い交わる地はミッドチルダ。
(死せる王はヴィヴィオ。だが、騎士とは誰だ?)
それだけが判らない。他は何となくだが判るんだがな。そんな預言の内容の中でも特にまずいのが、星の命はその輝きを失う、だ。先では管理システムの崩壊だった。それでも十分な混乱を招ける。しかし今回は明らかにミッドチルダという世界が丸ごと1つ滅ぶという解釈が出来る。その方法はまだ判らないが、プライソンの造り出した兵器によるものだのだろう。
「とにかく・・・このままプライソンを放っておくと地上本部どころかミッドチルダという世界が滅ぶ。ゲイズ中将、ミッドに平和を齎したいのであれば、こちら側・・・機動六課に付いてください」
「なに・・・?」
「プライソンとこのまま繋がっていれば、あなたは確実に共犯者として今の地位を失うでしょう。ですが、ここでプライソンと手を切って、逮捕に協力すれば英雄の地位のままでいられるでしょう」
「何を馬鹿な・・・。ここで手を切れば、それこそ奴は好き勝手にワシが依頼した戦力を揮うだろう。そうなっては元も子も・・・」
「それを阻止するために設立されたのが機動六課だ、と私は思います。おそらく最高評議会もこの預言を見たことで、プライソン逮捕に動いたのではないかと。何せ飼い犬に手を噛まれる状態ですしね、預言が成就すると。だから捕まえたいんですよ、プライソンを。そして奴の技術力を、ジェイル・スカリエッティに引き継がせば・・・。ほら、何も問題は無いでしょう?」
あくまで推測だが、そう考えると合点がいく。プライソンとドクターを生み出し、その頭脳を利用し平和を築き上げ、コントロールが効かなくなり始めたところを逮捕して封じ込める。そして遺された技術力を、ドクターを利用して使い続ける。最高評議会のシナリオは大体こんなところだろう。
「確かにそれならば辻褄が合うだろうが・・・」
(しかし、じゃあどうして俺を戦力として使わないのか、それが理解できない・・・)
俺を戦力として揃えた方が、対兵
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