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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic11-B運命の子供たち〜Puferutona Forseti〜
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受付カウンターの女性局員にそう伝えると、「はい。承っております」上層階へと昇るためのエレベーター乗り場を手振りで示してくれた。俺は「どうも」小さくお辞儀してからエレベーター乗り場へ向かう。良いタイミングで1階に降りて来ていたエレベーターに乗って、80階にあるレジアスの執務室へ。
「お待ちしておりました。セインテスト調査官」
そしてエレベーターから降りるとそこにオーリスが佇んでいた。彼女の案内でレジアスの執務室に向かい、「こうして直接顔を合わせるのは初めてですね、ゲイズ中将」険しい表情をしているレジアスと顔合わせ。いつもは権威の円卓専用の会議室で、ホログラム相手に話しているからな。
「貴様の目的は何だ。ワシを脅して、一体何を企んでおる・・・!」
「いきなり本題に入りますか。まぁいいでしょう」
レジアスの座る執務デスクの前にまで歩き、「機動六課から手を引いて下さい」簡潔に答えた。レジアスは「やはりか・・・!」歯噛みして、ドンっと執務デスクを殴った。
「やはり貴様は犯罪者だな、ルシリオン・セインテスト! 盗聴した挙句に恐喝とは!」
「フン。それをあなたが言いますか。広域指名手配をされているプライソンと繋がっておきながら局の上層部に知らせず、さらには兵器開発の依頼をしている」
「地上の平和のためだ! 貴様ら海の連中が優秀な魔導師を全て持って行くからこのような事態になっておるのだ!」
「だからと言ってプライソンのようなド外道と協力関係になるとは如何なものか。奴の所為で、あなたの友人であるゼスト・グランガイツ一尉は今もなお昏睡状態。彼の副官であるナカジマ准陸尉とアルピーノ准陸尉、そしてその2人の娘は、奴に洗脳されて駒扱い・・・!」
フォワードのデバイスが記録していた戦闘映像を展開したモニターに映し出して怒鳴る。先の次元世界のジェイル・スカリエッティなどが小物に思えるほどに、プライソンは正真正銘のクズだった。
「それでも奴に頼るしかないのだ! それとも貴様が救うと言うのか、この地上を! 出来まい!」
驚いたな。先の次元世界ではレジアスとほとんど接点が無かったからか、ここまで感情をぶつけてくるなんて思いもしなかった。そして彼は「あと僅かで、地上に安寧を齎すことが出来る」大きく息を吐いた後、そう漏らした。
「列車砲に装甲列車、戦闘機などなど。そんな物をミッドに置いて何の問題は無いとでも? 過剰戦力所有で本局どころか聖王教会、最悪な話・・・世論からも叩かれますよ」
「ふんっ! 海ばかりにしか目を向けん本局になど文句など言わせん。我々が地上を護っているからこそ本局が大きな顔をしていられるのだ。それが解らん馬鹿どもに、邪魔されて堪るものか。二番煎じの聖王教会にも文句は言わせん。世論は問題ある
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