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SAO〜円卓の騎士達〜
第七十四話 スリーピング・ナイツの秘密
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フルダイブ機器は検知している証拠だ。 アミュスフィア以外のフルダイブ機器は二種類、ナーヴギアとメディキュボイド。 だが、ナーヴギアはSAO事件で使われた一万台しか無く、さらに、SAOにはお前らのような奴等はいなかった。 よって、残ったのは医療用に使われるメディキュボイドって訳だ。」
ラン「ま、待ってください。 SAOには居なかったって事は、あなたは、」
アーサー「あぁ、SAO生還者だ。 加えて言えばウチのギルドの約半数がそれさ。」
ラン「そうですか。 ・・・アーサーさんの言う通り、私達は病気です。 特に私とユウキはエイズです。」
アーサー「エイズ!?」
ラン「はい。」
アーサー「そりゃ、大変だったろうな。 偏見、差別。 色々有ったろ。」

そう言うとランが驚いた顔でこっちを見てきた。

ラン「あなたは、私とユウキを、その、、、、差別、しないんですか?」
アーサー「は? するわけ無いじゃん。 エイズ患者を差別する奴等の気が知れないね。 俺たちはあの世界で必死に生きてた。 だから境遇は違うにせよ、必死に生きてる奴を侮蔑するような事は俺は許せない。」

俺がそう言うと今度は泣き出した。

アーサー「お、おい?」
ラン「すみません、、、、、けど、、嬉しくて。 こんなに、、優しくしてくれる、人は、ギルドの、、、メンバーと先生、、、、、くらいしか、居なかったので。」
アーサー「そうか。」

そして、しばらくそのままでいると、

ラン「っふぅ、、すみません。 こんな情けない姿見せてしまって。」
アーサー「いいさ。 けど、その、エイズって事は、お前とユウキは、死ぬ、のか?」
ラン「いえ、実は現在治療の真っ最中で、半年はかかりますが完治するそうです。」
アーサー「へぇ。 良かったな。」
ラン「はい。 それで、私達以外のメンバーもかなりの重度の病気なんですが、彼らも治療方法があって、全員、完治出来るかも知れないんです。」
アーサー「そうか。 なぁ、完治したときは教えてくれよ。 俺達、ギルドメンバー全員で会いに行くからさ。 約束。」
ラン「はい! 約束です。」

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