第七十二話 絶剣
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いいよー。」
そこで彼女を見据えていると、ギルドタグのアイコンがついており、左右に白い翼を伸ばしたピンク色のハートというデザインの印章(シギル)が表示されている、ギルド所属か。
少女が右手を振るってシステムウインドウを操作し、俺の前にデュエル申し込み窓が出現した。
―――[Yuuki is challenging you]
ユウキ、それが名前か。
アーサー「アーサーだ。 よろしくな。」
一応戦う前に握手をしようと手を差し出す。
ユウキ「僕はユウキ! よろしく!」
ユウキはそれに応じた。
『初撃決着モード』、『半減決着モード』、『全損決着モード』、3つのオプションから選ばれるのは全損である。
SAOの時とは変わったな、こんなあっさりと選べるなんて。
その考えを頭の奥に押し込め、OKボタンをタッチし、デュエル窓が消滅、10秒のカウントダウンが始まる。
龍爪剣に手をかけ、居合いの型を取る。
彼女、ユウキも左腰に据えていた黒曜石のような色合いである細めの片手用両刃直剣を抜き放ち、中段に構えた。
『DUEL』の文字が一瞬の閃光を放ったと同時に、彼女は約7mある距離を詰めるように駆け出した。
俺は動かない。
間合いに入るまで待つ。
ユウキ「やあぁぁぁ!!」
突きを放ってきたのを下にしゃがんで回避、そして一気に蹴り上げる。
ユウキ「か、はっ!」
ユウキはモロに受け、上空に飛ばされるが直ぐに羽を展開し、またこちらに来た。
ユウキ「はああぁぁぁぁ!」
超高速の剣劇が来るが、剣筋が真っ直ぐすぎて攻撃が読みやすい。
アーサー(反応速度は通常状態のキリトといい勝負、いや、それ以上か。 もったいないな。 ここまでのセンスを持つ奴は中々居ないのに。)
ユウキ「っ、お兄さん、やるね。」
一旦距離を取ったユウキが話し掛けてくる。
アーサー「まだ俺ここから一歩も動いてないんだが、」
ユウキ「えっ、あっ、ホントだ。 むー、絶対に動かしてやる。」
そう言ってまたこっちに突っ込んできた。
俺はそれに対して剣を横に振って対応しようとするが、ユウキはスライディングでそれを避け、ジャンプど同時に剣を振ってきた。
「あ、当たったか!?」
などと観客から聞こえた。
が、
アーサー「あぶねー。」
俺はそれを左手で剣を白羽取りして防いだ。
ユウキ「う、ウソでしょ!?」
アーサー「考えたな。 だが、まだまだだな。」
ユウキ「うー、ムカつくー!」
アーサー「そろそろこっちから行くぞ!」
距離を取ったユウキを追うように飛び出し、一気に間合
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