第七十話 霜の巨人族の王
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ス来ます! 三秒前! 二! 一!」
スリュムから氷の直線ブレスが放たれる。
これは全員が回避した。
そしてスリュムの足元に集まり、攻撃するが足に付けられた防具(靴)のせいでまともにダメージが入らない。
ユイ「三連ストンプ来ます!」
キリト「やばい! 全員スリュムから距離を取れ!」
スリュムの三連ストンプを回避すると、今度はスリュムが地面を叩き、氷のドワーフを十二体生成した。
が、これはシノンとシンタローの二人による精密射撃ですぐに倒す。
その時、紫の雷がスリュムに降り注いだ。 フレイヤによる魔法だ。
それによりスリュムのHPが大きく削られた。
セト「シンタローさん、こいつ思ってたより魔法耐性低いんじゃ無いっすか?」
シンタロー「かもな。 試してみるか。」
そして繰り出したのは火属性最高位魔法。
すると先程のフレイヤの雷ほどでは無いが、スリュムのHPが削られた。
キリト「おお、結構削ったな。 シンタロー、今のもう一回。」
シンタロー「回復メインでやってるんだ。 そう簡単には出来ない。 それに俺やフレイヤだからあそこまで出来るんだ。 魔法スキルをかなり上げてないと通らないと思え。」
キリト「さいですか。」
とは言え、フレイヤの魔法により、戦闘開始から五分ほどで最初の一本を削りきった。
スリュム「ぬおおぉぉおお!!」
キリト「パターン変わるぞ! 注意しろ!」
その時、スリュムが両胸を大きく膨らませるように、大量の空気を吸い込んだ。
これは、広範囲攻撃!
回避するには、風魔法で吸引力を中和しなければならない。
同じことを考えたリーファが、左手をかざし、スペル詠唱を始める。
しかしこの攻撃は、敵のモーションを見た瞬間に詠唱しなければ間に合わない。
キリト「みんな、防御態勢!」
俺の声に、リーファがスペル詠唱を中断して両腕を身体の前でクロスし、身を屈めた。
スリュム「ん、ばああぁぁああ!」
スリュムの口から直線ブレスとは異なる、広範囲に膨らむダイヤモンドダストが放たれた。
その結果、俺達前衛のアバターの下半身が凍結され、完全に身動きを封じられた。
ただ1人を除いて、
前方で身体を起こしたスリュムが、巨大な右脚を持ち上げた。
と、同時にスリュムが急に仰け反った。
アーサーだ。
スリュムが吸い込みからブレスに転じる僅かな隙に大きくジャンプし、ブレスを回避、さらにスリュムの顔を殴ったのだ。
そして、俺達のアバターが赤い光に包まれると、動きを止めていた氷が溶け出した。
シンタローとアスナによる解氷魔法だ。
スリュムはアーサ
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