第6章 流されて異界
第151話 誓約
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ループする時間を創り上げているのは主人公ではない?
珍しいタイプの転生物ですね、コレ。
そもそも、外部の記憶媒体を使って前世の記憶をインストールしている以上、その前世と言われている記憶自体が、実は主人公の記憶ではない可能性もあるのですから。
まぁ、これまでもかなり捻った物語を紡いで来たのですから、転生の部分に関しても少々捻りを入れていたとしても不思議ではないでしょ。そもそも、大抵の転生物……と言うか、ループする時間を主軸に於いた物語では、主人公だけ、もしくは主人公周りの味方だけがループする時間に囚われていて、敵のサイドにそのような有利な風は吹かないのが普通ですからね。
でも、普通に考えるとそれって可笑しいのよね。何故、こいつらの方ばかりに有利な風が吹くの? サイコロの出目が操作されているのってね。
小説。物語なら理由は分かる。ややこしくなるから。そんな事を考え出すと収拾がつかなくなるから。
しかし、オイラの世界は――発表されている形は小説と言う形態を取っているけど、小説の中に登場している人物たちに取って、其処はリアルな世界。
主人公サイドの後ろ側に居るのが神ならば、敵側の後ろに居るのも神。ならば、主人公サイドにばかり有利な風が吹く訳はない。もっとも敵側に付いているのは状況が面白くなれば良いだけの奴だから――
おっと、妙な所で毒を吐く所だった。
それでは次回タイトルは『冬の花火』です。
蛇足。前作ではこの東北への道行きは予定して居なかった。
その代わりにハルケのラグドリアン湖の異常増水から魃姫に繋がった事件の結末。蚩尤が顕われる事件に繋ぐ心算だった。
本来、弓月桜の登場はこの事件で顔見世。本格的な参戦は……もう少し後の予定だったのだけど、かなり前倒しにして十二月の召喚の際に本格的な参戦とした。
う〜む、この辺りの流れは……何処か別の作品で使うかな。
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