機動戦艦ナデシコ
1461話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
に置き、そのまま去って行く。
そうして気が付けば、そこには100を超えるだけにコンテナが積み上がっていた。
「よろしくお願いします」
「……少し俺の使い方が荒くないか?」
そう思ってしまう俺は決して間違ってはいない筈だ。
そもそもよく考えるまでもなく明らかなのだが、今回の賊軍の行動はナデシコ世界の地球全土……どころか、月やサツキミドリ2号といったコロニーですらも起きている。
つまり、それだけ瓦礫の量は多い訳だ。
まぁ、さすがに月やサツキミドリ2号で出た瓦礫を地球に持ってきたりはしないが、それだってコストの問題からだろう。
ああ、でもファブニールのシステムXNを使えば可能か?
ただ、賊軍が活動していた主な地域は結局地球上な訳で……そこまでして処理する必要はないといったところか。
月に関しては月ドックに攻めて来た賊軍の数が多かったので、結構処理が大変かもしれないが……結局あの一戦以外は殆ど大きな戦闘はなかったらしい。
勿論全く戦闘がなかったという訳ではないのだが。
「アクセル代表が決めた事ですので」
そう告げてくる量産型Wに俺が返す事が出来るのは、小さな溜息だけだった。
実際、この件をやると決めたのが俺自身なのは間違いない。
だがそれでも、少しくらい休ませてくれてもいいと思うんだけどな。……まぁ、休んでいる間にどんどんとコンテナが運び込まれてくるのだから、休んでいる暇もないというのが正しいのだが。
『アクセル、今、暇……じゃないみたいね』
突然映像スクリーンが起動し、そこにエリナの顔が映し出される。
俺を見た瞬間にそう告げたのは、目の前にあるコンテナを次から次に収納している光景を見たからだろう。
「残念ながらな。それで、どうした? デートのお誘いなら大歓迎なんだが?」
『ばっ! い、いきなり何を言ってるのよ!』
俺の言葉に顔を真っ赤にしながら否定してくるエリナ。
相変わらずお堅いと言うか、この手の事に耐性がないな。
アカツキから今回の件が終わったらエリナもホワイトスターに来るという話を聞いてるけど、こんな状況で俺と一緒に暮らせるのかどうか。
というか、シェリルや美砂辺りが思い切りからかいそうだよな。
ああ、それとミナトも俺の恋人になる道を選ぶという話をしてたし、その辺をしっかり話しておく必要があるか。
まぁ、それもこれもナデシコ世界での後始末を終えてからって事になるだろうが。
シャドウミラーにとっても、この世界は何気に結構大事な世界になりそうだし。
新たな物質を作り出す触媒として非常に有用なチューリップクリスタルは、この世界でしか生み出す事が出来ない。
「それで、デートのお誘いじゃないなら何なんだ? こっちは見ての通り結構忙し
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ