機動戦艦ナデシコ
1461話
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まぁ、エザリアやレオン、あやか、千鶴といった政治班がシャドウミラーにとって有益だと判断したからこそなんだろうが……それでも、少し意外と思ってしまうのは当然だろう。
しかも、その見届け人には俺が出ないといけないらしいし。
シャドウミラーの代表である以上、きっちりと仕事をしろと言われればやるしかないんだが……面倒だという思いも強い。
ともあれ、近いうちに和平についての話し合いがされるらしいから、それについてはレオンが参加するとかなんとか。
不幸中の幸いなのは、俺が出るのが和平交渉終結の発表の時だけって事か。
ともあれ、そんな風に話が決まった今、俺が何をやってるのかと言えば……
「残り5つです」
「分かった、次を持ってこい」
「了解」
目の前に広がるコンテナへと手を触れ、次々に空間倉庫の中へと収納していく。
このコンテナは、マブラヴ世界でもお馴染みのBETAの死骸を入れるのに使っている物だ。
勿論BETAの死骸からは物凄い悪臭がするので、その対策に完全密封されている代物であり、中に何が入っているのかは分からないようになっている。
今このコンテナの中に入っているのは、当然のようにこれまでの戦闘で破壊された分の瓦礫とかだ。
中にはまぁ、瓦礫以外にも色々と入っているとは思うが、それは気にしない。
レオンが交渉により持ってきた契約によると、その辺は気にしないという事になっているのだから。
実際問題毒物だったり腐っているゴミだったり、果ては放射性物質だったりするのが入っていてもおかしくはないが、このコンテナが技術班謹製の代物だというのを思えば、その手の悪影響はほぼ完全にシャットダウン出来るだろうというのも事実だ。
だからこそ、この機会に産業廃棄物とかも処理しようとしているのだろうが……まぁ、その辺は俺には関係ない。
コンテナに入っていれば周囲に悪影響はないし、その上、更に空間倉庫に入れてしまえば余計に周囲に影響はない。
後はこのコンテナをそのままキブツの中に放り込めばいいだけなのだから。
レオンによると、討伐軍……より正確には近い将来出来る筈の新政府から相応の代価は支払って貰っているので、何も心配せず次々にコンテナを引き取ってきて下さいとの事だったが……正直、レオンがどれだけの報酬を引き出したのか、聞くのが怖いと思う俺は決して間違ってはいない筈だ。
「次、来ました」
俺の側でコンテナを運んでくる者達との連絡役を務めている量産型Wの言葉に視線を上げると、メギロートがコンテナを抱えて飛んできているのが見えた。
……コンテナが意外とピッタリだよな。
コンテナを抱えているメギロートの数は、10や20ではない。それこそ100機近いんじゃないだろうが。
それを運んでは、少し離れた場所
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