第六十六話 第四試合
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する暇を与えないように怒濤の攻撃を仕掛けるしかない。)
そう考えた俺は『覇気』と『ゾーン』を解放する。
サクマ(反応ナシ。 ヒースクリフ以上のポーカーフェイスかよ。 やりづらいな。)
そう考えつつも突撃をしかける。
サクマ「うおおぉぉぉぉぉ!!」
ソードスキルは使わず、たまに体術スキルの足技を繰り出す。
それには流石に慣れていない二刀流では防ぎきれないと思ったのか大きく後ろに跳ぶと同時にメニューを操作し、武器を変えた。
今度は大きな盾と片手槌。
すぐに一番装備が近いリズを思い出し、攻撃に入る。
だが、今度は先程とは違い、攻撃をしても全くと言って良いほど動かない。
サクマ(ヒースクリフ程じゃないが、この防御力は厄介だ。 魔法で撹乱しながら攻撃するか?)
その僅かに考えていた隙を付かれ、
サクマ「ぐふっ、」
腹部に強烈な一撃を喰らった。
その衝撃でかなり後ろに飛ばされたが何とか着地する。
HPはイエローに入る寸前だ。
サクマ「なるほど、何も真似できるのはキリトだけじゃ無いってか。」
さっきの防御の構えは相手のウォードのものとほぼ同一だった。
それなら相手チームの戦闘スタイルを全て持っていると考えるのが妥当だろう。
だが、それでもステータスの問題で出来るものと出来ないものがあるはず。
サクマ(それに、シンタローの事前情報ではコイツは魔法系のスキルを取っていないらしいからな。)
となれば攻撃魔法のオンパレードには弱いはず。
今の俺の魔法スキルは火属性と水属性がカンスト、後は回復魔法のみだ。
サクマ(それなら、行ける!)
そう考え、スペルを繋ぐ。
これは火属性の広範囲殲滅魔法。
着弾点から火が一瞬で広がり長時間火が消えないというものだ。
これはボス戦、それもこちらが飛べ、取り巻きやボスが飛べないという限られた条件でしか使うことの無い魔法だ。
サクマ(避けるなら一方向しか無い。)
それは真上。
飛べば簡単に避けられる魔法だ。
だが、空中戦は俺の得意範囲。
さらに盾装備の奴は空中だと背後に回られやすい。
魔法を放つと共に羽を展開させ飛ぶ。
ウェボルも魔法を回避するために飛ぶ。
相手が飛んだ瞬間に真後ろに回るように飛ぶ。
サクマ「オラアァァ!」
だが、背後からの一撃は防がれる。
なら、
『ゾーン』で一瞬だけ反応速度を高め、相手の真後ろに回る。
恐らく相手は俺の事を見失ったはず。
これが『ゾーン』応用システム外スキル『神隠し』だ。
そして二刀流ソードスキルの《ダブルサーキュ
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