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SAO〜円卓の騎士達〜
第六十二話 助けた物
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子が数人、カウンターのスツールに座っていた。
皆のブレザーが、俺達の制服と同じ色に、詩乃は気付いた。

明日奈「四人とも、おそーい。」

そう言ったのは、栗色の長い髪を背中ほどまでに伸ばした女の子、言うまでもなくアスナだ。

和人「悪い悪い。 クリスハイトの話が長くてさ」

アスナとその隣に座っていた黒髪ロングの女の子、サクラはすとんと床に降りて、慣れた様子で割って入った。

明日奈「それより、早く紹介してよ。 和人君。」
和人「あ、ああ。 そうだった。」

詩乃は俺に背中を押され、店の中央まで進み出た。

和人「こちら、ガンゲイル・オンライン三代目チャンピオン、シノンこと朝田詩乃さん。」
詩乃「や、やめてよ。」
和人「んで、こっちが俺の婚約者、バーサクヒーラーこと結城 明日奈。」
明日奈「ちょっとー、和人くんひどいよー。」
拓真「知ってると思うが、弟の佑真。」
佑真「お久しぶりです。」
拓真「その恋人で和人の妹、スピードホリック、リーファこと桐ヶ谷 直葉。」
直葉「こんにちは!」
拓真「で、ウチのギルドマスターにしてALO最強プレイヤー、アーサーこと朝霧 龍也。」
龍也「まだ最強とは決まってないだろ。 目指してはいるけど。」
拓真「その婚約者、神速、サクラこと鈴木 桜。」
桜「初めまして。」
拓真「ぼったくり鍛冶屋、リズベットこと篠崎 里香。」
里香「ちょっとー、その紹介は無いんじゃないのー?」
シンタロー「俺の婚約者、楯山 文乃。」
文乃「こんにちはー。」
シンタロー「ビーストテイマー、シリカこと綾野 珪子。」
珪子「初めまして。」
シンタロー「・・・壁のエギル。」
エギル「おいコラ! ちょっと待て! 俺のが一番雑じゃねえか!」
シンタロー「仕方無いな。 ここのマスターでタンクのエギルこと、アンドリュー・ギルバート・ミルズだ。 長いからこっちでもエギルって呼んでる。」

エギルはにやりと笑みを浮かべると、分厚い胸板に右手を当て、言った。

エギル「はじめまして、アンドリュー・ギルバート・ミルズです。 今後ともよろしく。」

詩乃はぺこりと頭を下げた。

拓真「さ、座ろうぜ」

俺は六人掛けのテーブルに歩み寄ると、椅子を引いた。
詩乃と桜、明日奈と直葉が椅子に座るのを待って、男子陣が座る。
もちろん六人掛けなので他のテーブルの椅子に座ってたりする。
エギルにオーダーをする。

和人「それじゃ、あの日何があったのかを、簡単に説明するよ」

BoB本大会での出来事プラス、菊岡に聞かされた事件の概要を話終えるのに、ダイジェスト版でも十分以上要した。

和人「と、まぁ、まだマス
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