第六十一話 過去との決別
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つく。
息はすでに荒い。
poh「HEYHEY、どうした? そんなもんか? 龍騎士。 覇気って奴を見せてくれよ。」
確かに、覇気が使えれば少しはコイツと戦えるかもしれない。
だが、今の俺には、
poh「まーったく、期待外れだぜ。 そこでオネンネしてな。」
pohに蹴飛ばされ、砂丘から転がり落ちる。
・・・・・そういえば、アーサーに前、覇気について聞いたことあったけ。
確かアイツは、
アーサー『覇気に目覚めたキッカケ? そーだな。 ・・・強い覚悟、かな。 それも自分の為の覚悟じゃなくて、他の誰かの為の覚悟。 勝ちたいと言うよりも、負けたくない、負けられないという想い。 そういうものが覇気を作り出してるんじゃないかと俺は思う。』
俺は、俺の覚悟は、まだそれに及ばないのか?
俺の想いは、まだ弱いのか?
・・・いや、そんなはずはない!
俺は、シノンを朝田 詞乃を守ってみせる!
poh「! こいつは、」
サクマ「まだだ。 まだ、俺はやれる。 まだ、強くなれる。」
poh「よーやく、本領発揮ってか。 良いぜ、こ、!(早い!)」
あいつの包丁が俺の光剣でパリィ出来ないなら、あいつも俺の攻撃をパリィ出来ないはず。
さぁ、どっちのHPが先に無くなるか、勝負だ!
俺は二刃刀の最上位ソードスキル《輪廻》十八連撃を放つ。
サクマ「ッアアアアアァァァァ!!!!」
そして、俺のHPが僅か1ドット残り、pohのHPを削りきった。
poh「クックック、次に殺り合うときが楽しみになったぜ。 あばよ。」
そう言いpohのアバターは【DEAD】のタグではなく、【DISCONNECTION】のタグを残し、消え去った。
サクマ(負けたときに、すぐに逃げられるよう細工してたのか。)
〜side out〜
〜シノン side〜
三人の無事と勝利を確認した私は廃墟から下りてそこで待っていた。
最初に来たのはシンタローだ。
脇腹を押さえているから多分、骨折のバッドステータスが出ているのだろう。
シンタロー「ナイスショット。 多分、今まで俺が見た中で最高の狙撃だ。」
シノン「死銃ごと撃ち抜けなかったけどね。 それよりアンタ、レールガンなんて隠し持ってたの?」
シンタロー「対闇風用にな。」
シノン「あぁ。 そう言えば前回大会、闇風に狙撃全部回避されて負けたんだっけ。」
シンタロー「そう。 だから仮に気付かれても回避できないコレを持ってきたんだ。 ま、お前に闇風倒されて出番無いかと思ってたけどな。」
次はキリト。
キリト「お疲れ。」
シノン「お疲れ。」
シンタロー「乙。」
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