第六十話 死闘開始
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、お前達が、見たら、失望するぞ。」
シンタロー「よく喋るな。 でもお前も同じだろう。 それともお前はまだ、《ラフィン・コフィン》のメンバーで居るつもりなのか?」
ステルベン「その、通り、だ。 俺達は、本物の、レッド。 死の、恐怖に、負けて、殺した、お前達とは、根本的に、違う。」
シンタロー「あぁ。 そうだろうな。 だが、お前とのこの戦い、負けるわけにはいかないんだよ。」
ステルベン「くっくっく、そうか。 だが、軍師。 お前は、ここで、俺に、倒され、無様に転がり、あの女が、殺される姿を、ただ見ている以外には、何も、出来ない。 一番、初めの、狙撃で、素直に、当たっていれば、そんな、事には、ならなかった、がな。」
バネ仕掛けの人形のように唐突な動きで、死銃は右手のエストックを突き出した。
正確に心臓を狙って伸びてくるその針を、俺は無意識の内に光剣で迎撃したが、ライフルの銃弾すら切り裂いた刃を、エストックが擦り抜け、俺に襲いかかる。
シンタロー「そのエストックの素材、最高級品か。」
ステルベン「その、通り。 これは、宇宙、戦艦の、装甲、だそうだ。」
死銃はマントを大きく靡なびかせながら、一直線に突っ込んで来た。
これまで見せなかった連続の突き、スラント系上位ソードスキル、《スター・スプラッシュ》計八連撃。
剣によるパリィが封じられた。
そして足元が砂地ゆえにステップもままならない俺の全身を、鋭利な針が次々貫いた。
〜side out〜
〜キリト side〜
キリト「クラディール! いるんだろ!? 早く出てこい!」
俺がそう叫ぶと、誰もいないはずの空間から銃弾が飛んできた。
俺はそれを光剣でパリィする。
グレイ「流石だなぁ黒騎士。 それとグレイって呼べって言っただろうが。」
クラディールが現れる。
グレイ「まぁ、良いか。 そんなことは。 それよりも、昔の借り、返させて貰うぜぇ!」
そう言ってクラディールが取り出したのは、大剣のようなエネルギーブレードだ。
俺はそれを弾き、クラディールに向かってスラントを放つ。
が、
ジジジジジッ!
クラディールの体に当たる前に見えない壁に当たったように光剣の刃が弾かれる。
キリト「なっ!?」
グレイ「そう言やぁ、言ってなかったなぁ。 今のは光学武器防護バリアーの中でも最上級の物だ。 光学銃はもちろん、お前の使っている光剣まで防げる優れものだ。 つまりは、お前の攻撃は通らず、俺の攻撃だけが通るってことだよぉ!」
そう言いながらクラディールが《アバランシュ》で突っ込んできた。
キリト「クソッ!」
〜side out〜
〜サクマ side〜
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