第五十九話 前へ進むために
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場して、残りは恐らく八人だ。 俺達四人、闇風、死銃達三人。 闇風は、此処から六キロ南。 死銃は八キロ北、グレイが五キロ東、hopeは十キロ西だ。 グレーの点が幾つもあったから、死銃は俺達を捜しならがら、片端から倒したのかもな。 それから人数のことなんだが。 もしかしたらもう一人、回線切断をされた可能性が高い。」
シノンは眼を見開き、首を左右に振った。
シノン「まさか、死銃があれからまた、誰か殺したっていうの? で、でも、そんなの不可能よ! だって、共犯者は私を狙ってるはずでしょ?」
キリトが口籠りながら、
キリト「シノン、聞いてくれ。 もし、もしだ。 死銃の共犯者が、一人じゃなかったとしたら。 複数の実行部隊が居たら、」
シノン「そ、そんな。 こんなに恐ろしい犯罪に、三人以上が関わっているって言うの?」
シンタロー「元《ラフィン・コフィン》の生還者は、少なくても十人以上いる。 そいつらは、半年近くも同じ牢獄エリアに閉じ込められていた。 連絡手段を相談したり、この事件の計画を練る時間があったのかもしれないんだ。 十人全員が共犯者だと思わないが、共犯者さんが一人だけと言う根拠は無い。」
重い沈黙が暫し続いた。
その沈黙を、俺が破った。
キリト「もしかしたら、闇風も死銃のターゲットになっている可能性もあるんじゃないか?」
シノン「闇風は、私が相手をするわ。 安心して相手してて良いわよ。」
そう口にしたシノンの声音は、過去の亡霊に怯える少女ではなく、《氷の狙撃手》のものだった。
俺達は頷いた。
サクマ「わかった、それで行こう。 シノンは闇風を倒してくれ。 俺はpohとやる。」
シンタロー「俺はステルベンだ。 サイレント・アサシンの破壊は頼むぜ。」
キリト「なら、俺はクラディールだな。」
俺達は拳をこつんと、打ち付けた。
〜side out〜
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