第五十八話 因縁との再開
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にして車を走らせた。
ズドォォォォン!
轟音が鳴り、そっちを見ると同時に置いてあったロボットホースが爆発した。
シンタロー「これでそう簡単には追い付けないはずだ。 キリト、このまま砂漠エリアに。」
キリト「了解。」
その後、しばらく走り続けていたが、
キリト「ぬおっ!?」
車が急にふらつき、止まる。
直後、数メートル先の廃車が爆発。
シンタロー「先回りか。」
キリト「あぁ。」
シンタロー「って、車止めたままにするな! さっさと発進させろ!」
私の右頬に、弾道予測線の真っ赤な線が表示された。
私は反射的に首を左に倒した。
直後、銃口がオレンジ色に発光し、かぁん、と高い衝撃音を立て、右頬から十センチほどの空間を通過した。
銃弾が車を通り抜け、右側の廃車に命中した後も、ライトエフェクトの微粒子が空間を漂い、頬に触れた。
シノン「嫌ああぁぁっ!!」
その瞬間、私は恐怖に駆られ、悲鳴を上げた。
二発目が車のドアに命中したらしく、高音が鳴る。
シノン「やだよ、助けて、助けてよ。」
私は赤ん坊のようにぎゅっと、身体を縮めて、弱々しい言葉だけを繰り返す。
直後、キリトが車を動かした。
私は縮こまったまま疾駆する車の振動に身を任せた。
〜side out〜
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