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ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
全日本ガンプラバトル選手権 中高部 予選 艦隊戦
全日本ガンプラバトル選手権 中高部 予選 艦隊戦…………始動!! 前編
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本当に」





ーーー−−





「予定が合ってよかったわね」

「そうだな。さて、あれからどうなったものか、見せてもらうか」

会場の中に入り、観客席へと移動する。

「む?サオトメ君にトオサカ君ではないか」

「ああ。久しぶりだなヨシナ」

「お久しぶりです」

ヨシナの隣に座り、夢弓学園のメンバーを見通す。

「…………相変わらず強者揃いのようだな」

「ふっ………君達のチームもそうだろう? 」

「いや、俺達じゃなく、トウイのチームだからな? 」

「彼がいるということは、ある意味そうではないのか? 」

「いや違うだろ………」

「…………誰ですかその二人」

ヨシナの二つ隣の席に座っている、金髪のツンツン頭の男が声をかけてきた。確か、トウイから聞いたシンドウって奴だな。

「ああ。この二人はサオトメ君にトオサカ君といい、ハルカゼ君と同じチームだった人物だ」

「……アイツとか」

「……ねえヒロヤ。トウイって、年下からこんな扱いされるような人だったかしら? 」

「トウイの性格を考えると、多分そうなんじゃないか? 」

てかコイツ。トウイだけじゃなく俺達にも殺気を向けて来てるし。アイツいちば模型店の大会でなにやったんだよ。俺達を巻き込むなバーロー。

「ドンマイ! 」

「そしてさらりと心を読みながら登場してくんな。お前コーチなんだから下にいろよ。職務怠慢で捕まってろ」

後ろから声をかけてきたトウイを追い返すように返事をする。しかし、なぜか当たり前かのように後ろの席へと座ってきた。

「下にはムウさんがいるし、それに、僕達にはやらなきゃいけない事もあるしね」

「…………そうかよ。じゃあお前はどっか行ってろよ」

「まあまあ。正直言って、まだなんも分からない状況なんだし、何かが分かるまでここにいるよ。あっ、それとシンドウ君。そこまで殺気立っても、別に君とバトルする訳じゃないから抑えててね」

「…………ふん」

「…………トウイ。あなた大会でなにをやったのかしら? 」

「特に何かした覚えはないんだけどな〜」

ーーー−−





「ただいまより、宮城予選全日本ガンプラバトル選手権中高部一回戦、第六試合。天之川学園、チームアスタリスクホープ対。角田学校、チーム風林火山の試合を開始します」

風林火山ってなんだよ。手抜きか?手抜きなのか?

「まあいいか。皆、準備は出来てんだろうな? 」

「おう! 」

「問題ないよ」

「無論だ」

「ダイジョウブ……」

「それより、なんでアンタが仕切ってんのよ」

「別にいいだろうが。ほら。ガンプラを貸してくれ」


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