全日本ガンプラバトル選手権 中高部 予選 艦隊戦
全日本ガンプラバトル選手権 中高部 予選 艦隊戦…………始動!! 前編
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大会前日の夜、頭痛が酷いので今日はすぐに寝て休もうと布団に潜る。寝る前に頭痛薬を飲んだが、治まるどころか痛みが増してくばかりだ。
「ぐっ………! 」
激しい頭痛に苦しみ、いつぞやの靄がかかった映像が頭のなかに流れた。
【ザッ…さん!俺……ザザッわ…………ザザッく! 】
【熱は……ザザッ……よね…………ザザッいきなり……ザザザザッ…………入れない…………ザッ……ザザッ不可能だ…………しなきゃいけな……ザザッザッあんたは………まだ……ザザッ……でしょうが】
【………ザザッ…イ!レイ!……返事を……ザザザッ……!】
映像と共により痛みが増した。苦しみ疲れたのか、眠気が襲ってきた。意識が遠くなっていくなか、最後の映像が頭に流れていき、それは、誰かが自分の事を必死に呼んでいるものだった。
ーーー――
気づくと、俺は真っ白な空間に立っていた。
「……………またこの夢かよ」
『またとは心外だな』
後ろから声がかかり、ため息を吐きながら振り返る。声をかけてきた男を見ると、やはり靄がかかっていて顔がよく見えない。
『言っただろ?この夢は何度でも続くって。忘れたわけじゃないよね? 』
あー。んなこと言ってたような言ってなかったような気がすんな。だってあれから一度も夢を見てねぇんだもん。
『忘れてたのかよ。まあ、別にいいか。こうしてまた会えたんだし』
「…………もしかして、あの頭痛はお前のせいか? 」
『違う。原因は君だ、レイ』
「俺? 」
『そう。君だよレイ。どうやって夢の中の僕が、君に頭痛を起こせるんだよ? 』
「そりゃあそうだけど、タイミングが良すぎんだよ」
『確かにそうだね。まあこういった偶然だってあるさ』
「あっそう。じゃあ、前回ははぐらかされたけど、今回はきちんと答えてもらうぞ。
依り代ってどういう意味だよ?それに、お前の目的はなんだ?お前はいったい誰なんだよ? 」
『一度に沢山聞いてくるなぁ。前にヒントをくれてやったろ?そこに二つ目の質問以外の答えがあるよ』
「んなまどろっこしい事はいいから、質問に答えろよ」
男は大きくため息を吐き、声のトーンを低くして言ってきた。
『うるさいな。少しは自分で考えろよ。お前はそんなことも出来ない馬鹿なのか? 』
「あっ?今なんつった? 」
『聞き返すなよ。一度で理解しろ、馬鹿が』
「お前……! 」
『やる気?言っとくけど、お前じゃ絶対に勝て………………あっ、残念。時間だ』
「はっ? 」
『朝だ。残念だけど、今回はここまでだね』
男が指パッチ
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