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SAO〜円卓の騎士達〜
第五十五話 GGOでの戦い方
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せた。
其処にはタトゥーが刻まれていた。
図柄は、カリカチュアライズされた西洋風の棺桶。
蓋にはニタニタ笑う不気味な顔が描かれている。
その蓋は少しだけずらされ、内部から白い骸骨の腕が伸びて、手招きをしている。
このエンブレムは、殺しを快楽とする集団《笑う棺桶》の図柄だ。
此処で導き出される答えは一つ。
このボロマントはSAO帰還者で、《笑う棺桶》に属していたという事だ。
ボロマントが低く囁いた。

???「本物、か、本物を、語った、偽物、だったら。 いつか、殺す。 本物、だったら、《軍師》にも、伝えて、おけ。」

この言葉は、ゲーム内のロールプレイだとは全く思えなかった。
ボロマントは音も無く遠ざかって行き、唐突に消滅した。
俺達は大きく息を吐いた。

サクマ「あいつか。 死銃は。」
キリト「あぁ。 まさかラフコフだったとは。」
サクマ「今回のバイト、飛んだことになったな。」
キリト「出来れば、アイツのキャラネームも知りたかったけど、」
サクマ「仕方が無い、な。」
キリト「あいつ、シンタローにも伝えとけって言ったよな。 予選が終わったら伝えるか。」
サクマ「あぁ。 ・・・おい、待てよ。 確か菊岡は死銃のそばには二人のプレイヤーがいるって言ってたよな。」
キリト「死銃が元ラフコフなら、そいつらも。」
サクマ「あぁ。 恐らくラフコフだろ。」

二、三回戦も順調に勝ち進んでいった。
俺の決勝の相手はシンタロー。
ユウキの決勝の相手はシノンだ。

キリト「負けんなよ。」
サクマ「人の心配してる暇があったら自分の心配しろ。 シンタローの奴、ここまで1ダメージたりとも受けてない。 それどころか、相手がシンタローを見付ける前に全部ヘッドショットだぞ。」
キリト「う、そうだった。」

その時、サクマが転移されていった。

〜side out〜

〜サクマ side〜

俺が転移された場所は、どこまでも一直線に伸びる高架道、その先で真っ赤な夕日。
《大陸間高速道路》らしい。

サクマ「うっわ、最悪。」

シノンの武器はスナイパーライフル。
一直線のこの道路で横から襲うことは出来ない。

サクマ「あー、どうするかな。 ・・・・待てよ、ここが高速道路なら、」

あることを思い付き、高速道路から身を乗り出して壁伝いに降りていく。

サクマ「ビンゴ。」

俺が探していたのは、高速道路にある点検用の通路だ。
大抵は高速道路の道路の真下にある。
ここを通ればシノンの背後に回れる。
流石にそこまでは予測出来ないだろ。

俺は点検用の通路に入り、前に進んでいく、途中、途切れている所もあった
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