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SAO〜円卓の騎士達〜
第五十四話 銃の世界へ
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と稼がせて貰ったからな。」

俺は迷うこと無く、その光剣を購入する。
その横ではキリトが普通の光剣を購入していた。

シンタロー「あとは、防具と、牽制用の銃とその弾か。 光剣と合わせるなら拳銃だな。 だとしたら、キリトはこの《FN・ファイブセブン》で、サクマは、《M1911 コルト・ガバメント》でいいか。 防具に関しては何もないだろ?」
キリト「あぁ。 お任せする。」

数分後

シンタロー「まぁ、ざっとこんなもんか。 じゃ、総督府に行くか。 そろそろ向かわないとな。」
シノン「そうね。 エントリー締め切られちゃうし。」

俺達は少し早歩きで総督府に向かい始めた。
数分歩いた後、眼の前に途轍もなく巨大な金属のタワーが屹立していた。
おそらく、この建物が総督府だろう。
内部は広い円型のホールだった。
正面モニターには、《第三回バレット・オブ・バレッド》のプロモーション映像が映し出されている。
右端に設置させている端末まで足を進め、一台の前に赴く。
シノンがひょこっと顔をこちらに向け、

シノン「これで大会のエントリーをするの。 よくあるタッチパネル式端末だけど、操作のやり方、大丈夫そう?」

キリトが、シノンの質問に答えてくれた。

キリト「大丈夫だと思う。  解らなくなったら聞くから。」

俺は端末に眼を向けた。
エントリー者名に《sakuma》。
職業欄は空欄にした。
指先でメニューを辿ると、画面フォームに【以下のフォームには、現実世界におけるプレイヤー本人の住所等を入力してください。 空欄や虚偽データでもイベント参加は可能ですが、上位入手プライスを受け取ることはできません】という内容が表示された。
とても魅力的な誘いではあったが、今回の目的は《死銃》なるプレイヤーに接触し、俺たちの眼で見極める事だ。
ゲーム内でリアル情報を晒すのは賢明な判断ではない。
仮に《死銃》なるプレイヤーが運営側の人間で、登録データにアクセスすることが出来るかもしれないのだ。
それにこのゲームは胡散臭すぎる。
俺はフォームを空欄にしたまま、一番下の《SUBMIT》ボタンに触れた。
エントリー完了を知らせる画面と、予選トーナメント一回戦の時間と日付が表示された。

シノン「終わった?」
サクマ「あぁ、終わった。」
キリト「俺もだ。」

俺達は端末から離れた。
シノンが言葉を発した。

シノン「貴方たちは、何処のブロック?」
サクマ「えっと、俺はFブロック。 Fの三十七番。」
キリト「えっと、俺はCブロック。 Cの十五番。」
シンタロー「俺はCの二十九番。 エネとコノハはどっちもAブロックか。 あいつら決勝で当たるな。」
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