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SAO〜円卓の騎士達〜
第五十四話 銃の世界へ
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測線が見えた時には、もう手遅れよ。」
サクマ「予測線、」

シノンが俺の肩を叩き、

シノン「ほら、またプール額を増やす人が居るよ。」

俺たちの視線の先には、三人連れの男たちが映った。
その内の一人がゲートの前に立ち、掌をパネルに添えた。
同時にゲーム開始のファンファーレが響き渡った。
この音を聞き、店内に居たプレイヤーたちが集まってくる。
NPCガンマンが英語で『へぇい。 てめぇのケツの穴を吹き飛ばしてやるぜ』的な言葉を放った後、ホルスターからリボルバーを抜いた。
ホログラフの数字が【0】になり、ゲートの金属バーが開いた。
男は『ぬおおぉぉりゃぁああ』と叫びながら、ガンマン目掛けてゲートを走る。
一メートル走った所で男は左足を上げた。
次の瞬間、ガンマンがリボルバーから銃弾を発射し、男が上げた左足の下を銃弾が通り抜けて行った。
男には、弾丸が通るコースが解っていたようだ。

サクマ「今のは、」

俺が呟くと、シノンは小声で答えてくれた。

シノン「今のが、≪弾道予測線バレッド・ライン≫による攻撃回避。」

男はガンマンまで残り五メートルという所で、三点バーストによって沈められていた。
男はとぼとぼとゲートから出て、元の場所に戻った。
シノンは再び肩を竦めてから、

シノン「ね? 無理でしょう。 左右に動けるならともかく、殆んど一直線に突っ込まなきゃならないんだから。 絶対にあの辺が限界なのよ。」
サクマ「ふむ、面白いじゃないか。」
シノン「え? ちょ、ちょっと。」

俺はゲートの前に立ち、パネルに手を添えた。
次いで、賑やかなサウンドが鳴り響く。
同時にカウントダウンが始まった。
カウントが【0】に成り、ゲート前の金属バーが開いたと同時に、床を蹴った。
ガンマンがリボルバーの照準は頭、右胸、左足をポイントしているはずだ。
それを予測し、思い切り左に跳ぶ。
直後、予想した場所を銃弾が通り過ぎた。
それを確認した後、思い切り跳び中央に戻る。
飛び道具を攻略する手段は、相手の《眼》を見て射線を読むことだ。
SAOではモンスターの《眼》を見て、先読みをしたものだ。
このシステム外スキルには、何度お世話になった事か。
このまま先読みを続けながら左右に跳び、弾丸を躱していった。
残り八メートルになると、シノンが言っていた三点バーストのインチキな早業になった。
これも躱して、残り二メートル半。
今、最後の銃弾を避けたので弾切れのはずだ。
だが、弾切れの筈なのにNPCガンマンがにやりと笑った気がした。
突進してガンマンにタッチしようとしたが、嫌な予感がしたのでジャンプに変更。
ジャンプした途端、
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