暁 〜小説投稿サイト〜
SAO〜円卓の騎士達〜
第五十四話 銃の世界へ
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サクマ「筋力と俊敏をほぼ同じくらいで上げてる。」
シノン「AGI-STR型か。 じゃあ、ちょっと重めのアサルトライフルか、もうちょっと大口径のマシンガンをメインアームにして、サブにハンドガンを持つ中距離戦闘タイプがいいかなぁ。 あ、でも、コンバートしたばかりだよね? てことは、お金が、」
サクマ「あ」

俺は右手を振り、ウインドウを開いた。
コンバートをすればキャラクターの能力は引き継がれるが、アイテムや所持金は引き継がれない。
つまり、必然的にゲームを始めた時の初期金額になるということだ。

サクマ「千クレジットだ。」

こんな金額で買い物が出来るのか?

シノン「・・・ばりばりの初期金額ね。」

シノンは唇の下に人差し指を当て、首を傾げた。

シノン「う〜ん、その金額だと、小型のレイガンしか買えないかも。 実弾系だと、中古のリボルバーが、どうなかぁ。 あのね、もしよかったら、」
サクマ「いや、いくらリアルの知り合いとは言え、そこまでして貰うわけには行かない。 どうにかして稼ぐさ。 カジノがあるんだろ?」
シノン「ああいうのは、お金が余っている時に挑戦した方がいいよ。 確かに、この店にカジノはあるけどさ。」

シノンは視線を巡らせ、店の奥を指差す。

シノン「ほら。 あそこにギャンブルゲームがあるよ」

指差す先には、壁際の一画を占領する大きな代物が輝いていた。
金属タイル敷いた床の奥に、NPCガンマンが立っている。
そのガンマンの後ろには無数の弾痕に刻まれたレンガの壁と、その上部にピンクのネオンで≪Untouchable!≫の文字。

サクマ「あれは?」
シノン「手前のゲートから入って、奥のNPCガンマンの銃撃を躱しながら何処まで近づけるか、っていうゲームだね。 今までの最高記録があそこ。」

シノンが指を指した先には、赤く発光するラインが引いてあった。
全体の三分の二といった所だ。
俺も興味が出て来た。
俺はシノンに聞いてみた。

サクマ「あれをクリアすると、幾ら貰えるんだ?」
シノン「えっと、確かプレイ料金が五百クレジットで、十メートル突破で、千クレジット。 十五メートル突破で、二千クレジットかな。 もしガンマンに触れば、今まで注ぎ込んだお金が全額バックね。」
サクマ「へぇ。」
シノン「ほら、看板の所にキャリーオーバー表示があるよ。 えっと、今は四十万ちょいか。 でも、クリアするのは不可能ね」
サクマ「何でだ??」

俺が聞くと、シノンは肩を竦めた。

シノン「あのガンマン、八メートルを超えるとインチキな早撃ちになるのよ。 リボルバーのくせに、無茶苦茶な高速リロードで三点バースト射撃するの。 予
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