極限進化は加速する! 後編
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Vsは横に回避するも右目を消られる。
反撃でヴァリアントライフルを振り上げて来る。後退してかわそうと思ったが、間に合わず展開した胸部中央の装甲が切り落とされ、胴体にも大きな傷ができた。
「避けきるかっ! 」
「お前もなっ! 」
再度刀とヴァリアントライフルがぶつかり合い、剣撃を繰り返す。しかし、拮抗した状態が続いており、これでは勝負がつかない。
そうこうしている内に時間は過ぎていき、バトル終了のアナウンスが鳴る。
『BATTLE ENDED』
ーーー――
「えー、結果は三対三の引き分けか〜。最後にヒメラギ君がサクラさんを庇って倒されちゃったしね」
バトル開始前は瀕死状態だったハルカゼが、まるで何事もなかったかのように立っていた。
「どうだトウイ?俺の教え子は」
「ふっ……まだまだだね」
「それってボケのつもりで言ってるのか?俺はサオトメと違ってツッコミは入れないからな」
「くっ!ツッコミ役がこの場に誰一人もいないよい! 」
「まあ、確かにお互いまだまだだな」
「スルー!? 」
「動きも単調な部分もあれば、機体性能に頼り過ぎている場面もあった。連携もマズマズだしな。お前ん所の陣形のせいで崩れたってのもあるけど」
「更にスルー!? 」
「とりあえず、ミーティングをするか。ミト。それに他の皆。相手の滅茶苦茶な陣形相手に臨機応変に対応が出来てたが、それでも連携を怠るなよ。
艦隊戦は個人技じゃない。チームで戦い、チームで勝つんだ。それを忘れないようにな。後は…………」
イチノセはミト達の方へと向き直り、顧問らしいことを言っている。それに比べ、こっちの顧問やコーチは何も言わない。
「ムウさん、コーチ。私達には何か言うことはないんですか? 」
「俺は基本精神論だからな。そういうのは生徒の自主性を重んじているんだ」
ムウはそう言い、ハルカゼを方を見る。
「え?僕?そうだね…………ユウキ君が言ってた通り、ちょ〜〜っと個人技になってたかな?別に悪くはないんだけどね。それは個人個人のスタイルでもあるし。でも、だったらそれをもう少し生かせるよう連携とかを考えた方がいいね」
((((((珍しくまともな事を言っている………))))))
「今、皆して失礼な事を考えてたでしょ? 」
「「いや全然」」
「考えてないぜ」
「気のせいだ」
「気のせいです」
「 ? 」
「はあ………まあいいや。とにかく、詳しい事は戻ってからでいっか。じゃあ、十分後にまたバトルってなってるから、それまでに皆でミーティングしてて。
それとユウキ君。このあとちょっといい? 」
「ん?ああ。分
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