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ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
極限進化は加速する! 前編
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……………」

「ん?どうしたよカグラ? 」

「いや、なんでもねぇ」

「ならいいんだけどよ、あんま一人で考えんじゃねーぞ?何かあるんだったらいつでも相談に乗るぜ? 」

「いや、お前に相談することなんてねぇから大丈夫だ」

「ひでーなおい! 」

高速道路を抜け、そのまま郁里学園へと向かった。
ちなみに、さっきからセシリアが会話に参加しないのは、車に乗ってすぐに寝ているからだ。

「よし、着いたぞお前ら」

「起きるんだセシリアちゃん。着いたぞ」

「ん…………ユウエンチ? 」

「完全に寝ぼけてるね。けど可愛いから許す! 」

「ロリコンは黙ってろ」

「セシリアさん、ここは遊園地じゃないわよ」

「ん〜…………ここドコ? 」

「今日の対戦相手の、郁里学園だぜ」

「お前ら早くしろ。鍵閉めらんないだろ」

「了解ッス」

寝ぼけているセシリアをサクラとアマネが引っ張り出し、ムウは車の鍵を閉めて郁里学園の校内に入っていき、そのあとに俺達がついていく。ただ、一つ気になることがある。

「アレほっといていいのかよ? 」

電柱にもたれかかって瀕死状態のハルカゼを指差す。

「あれはほっといても大丈夫だ。乗り物に極端に弱いんだよアイツ」

前から声がかかると、知らない男が代わりに返事をした。見たところこの学園の先生っぽく見える。

「よおユウキ。今日はよろしく頼むな」

「こちらこそよろしくお願いします、ムウ小佐」

ムウと男が握手をし、男は俺達の方を見る。

「俺はイチノセ ユウキ。分かってると思うけど、この学園の先生でガンプラバトル部の顧問だ。今日はよろしく頼むな」

「「「「よろしくお願いします」」」」

「よろしく頼む」

「ああ」

「じゃあこっちに来てくれ」

イチノセはバトルシステムのある部屋へと案内してくれ、俺達はそのあとに続いた。…………ハルカゼを放置してな。

「よ、容赦……ない、ね…………ガクッ」





ーーー――





「紹介する。郁里学園ガンプラバトル部のレギュラーメンバーだ。一応、部長がこの白髪頭だ」

「白髪頭は止めてくれって前にも言いましたよ? 」

「現にそうじゃないかよ」

イチノセはレオス・アロイみたいな髪型をしている男の頭をポンポンと叩く。

「いいから自己紹介しろ。今日の対戦相手の天之川学園だぞ? 」

「はあ…………分かりましたよ。俺はミト アキラ。よろしくな」

「部長のアキザワ セイヤ。こちらこそよろしく」

アキザワとミトはお互い握手をし、ミトは後ろにいた俺達を一人ずつ見ていく。

「なんだよ? 」

「いや、なんで
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