極限進化は加速する! 前編
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
……………」
「ん?どうしたよカグラ? 」
「いや、なんでもねぇ」
「ならいいんだけどよ、あんま一人で考えんじゃねーぞ?何かあるんだったらいつでも相談に乗るぜ? 」
「いや、お前に相談することなんてねぇから大丈夫だ」
「ひでーなおい! 」
高速道路を抜け、そのまま郁里学園へと向かった。
ちなみに、さっきからセシリアが会話に参加しないのは、車に乗ってすぐに寝ているからだ。
「よし、着いたぞお前ら」
「起きるんだセシリアちゃん。着いたぞ」
「ん…………ユウエンチ? 」
「完全に寝ぼけてるね。けど可愛いから許す! 」
「ロリコンは黙ってろ」
「セシリアさん、ここは遊園地じゃないわよ」
「ん〜…………ここドコ? 」
「今日の対戦相手の、郁里学園だぜ」
「お前ら早くしろ。鍵閉めらんないだろ」
「了解ッス」
寝ぼけているセシリアをサクラとアマネが引っ張り出し、ムウは車の鍵を閉めて郁里学園の校内に入っていき、そのあとに俺達がついていく。ただ、一つ気になることがある。
「アレほっといていいのかよ? 」
電柱にもたれかかって瀕死状態のハルカゼを指差す。
「あれはほっといても大丈夫だ。乗り物に極端に弱いんだよアイツ」
前から声がかかると、知らない男が代わりに返事をした。見たところこの学園の先生っぽく見える。
「よおユウキ。今日はよろしく頼むな」
「こちらこそよろしくお願いします、ムウ小佐」
ムウと男が握手をし、男は俺達の方を見る。
「俺はイチノセ ユウキ。分かってると思うけど、この学園の先生でガンプラバトル部の顧問だ。今日はよろしく頼むな」
「「「「よろしくお願いします」」」」
「よろしく頼む」
「ああ」
「じゃあこっちに来てくれ」
イチノセはバトルシステムのある部屋へと案内してくれ、俺達はそのあとに続いた。…………ハルカゼを放置してな。
「よ、容赦……ない、ね…………ガクッ」
ーーー――
「紹介する。郁里学園ガンプラバトル部のレギュラーメンバーだ。一応、部長がこの白髪頭だ」
「白髪頭は止めてくれって前にも言いましたよ? 」
「現にそうじゃないかよ」
イチノセはレオス・アロイみたいな髪型をしている男の頭をポンポンと叩く。
「いいから自己紹介しろ。今日の対戦相手の天之川学園だぞ? 」
「はあ…………分かりましたよ。俺はミト アキラ。よろしくな」
「部長のアキザワ セイヤ。こちらこそよろしく」
アキザワとミトはお互い握手をし、ミトは後ろにいた俺達を一人ずつ見ていく。
「なんだよ? 」
「いや、なんで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ