極限進化は加速する! 前編
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「おいそこのゴミ」
「誰がゴミだよい。開始早々ゴミから始めるんじゃないよい」
月曜日の放課後、カグラ君達はバトルシステムで特訓中。その間に暇が出来たヒロヤ君と話し合いをしていた。
「確かコイツらの実践経験って、いちば模型店とリンヤ達、そして俺達だけなんだよな? 」
「スルーですかい…………まあそうだね」
「なんで他校と練習試合やらないんだよ? 」
「あー、なんか断られまくりのようなんだよ。ムウさん曰くだけど」
「となると、他校と一度でもいいから戦わせた方がいいな。お前なんとかしろ」
「それかなりの無茶ぶりなんですけど!? 」
「いいから組んでこい。これ命令な」
「と言っても、県内は基本的に駄目だったぽいし、他に組む相手とかいるかな〜? 」
「ヨシナに無茶言って組んでもらえ」
「じゃあ君やりなよ」
「俺コーチでもなんでもないし」
「うっわ汚なっ! 」
「じゃあお前の知り合いでどっかと組んでもらえよ」
「う〜ん…………そうだっ! 」
スマホを取り出し、ある人物へと電話をかける。スリーコール以内出て、雑談を挟んで本題へと入る。
「ところでお願いがあるんだけど、うちと試合組まない?こっちがそっちに行くからさ…………うん。OK。じゃあ今週の土曜日に」
「組めたようだな。んで、相手はどこだよ? 」
「ふっふっふっ。それはね────」
ーーー――
「し、死ぬ…………」
「トウイ。吐くなよ。絶対吐くんじゃないぞ?顧問だから運転しているけど、この車新調したばっかだからな? 」
「たくっ。乗り物に弱いのかよ。情けねぇな」
俺達は今、ムウの車に乗ってあるところへと向かっている。
「たくっ、なんで栃木まで来なきゃいけねぇんだよ…………」
「仕方なかろう。天之川学園は弱小校。毎年一回戦負けのところだ。県内では組んでもらえるところは少なかろう」
「それで、わざわざ栃木まで行く理由はなにかな?もっと近場でもいいと思うけど」
「分からん」
「トウイが酔ってっから俺が説明するが、トウイの知り合いで一番近場なのが栃木らしい」
「なるほどなー」
「それで対戦相手はどこなんですか? 」
「確か郁里学園だったな。全国大会の常連校だ。昔はトウイ達もボコボコにされたもんだ」
「そ、その後、全国でた、倒しましたよ…………」
「となると、相手にとっては不足なしだね」
「無論だ。相手は強豪、こちらは弱小。天と地の差だ。勝てるかどうか以前に、勝負になるのかすらも分からん」
「けど、そこで諦めたら終わりよ」
「誰も諦めた訳ではない。勘違いするな」
「…
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