Extra Edition前編
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を物理的に傷つけるなどの行為を行ったプレイヤーのカーソルは、グリーンからオレンジへと変化して俗にいう犯罪者となる。
その中でも、好んで殺しをしたりする者たちはレッドプレイヤーと呼ばれた。
奴らが生み出したプレイヤーキル、殺人の手法は数多にわたり、プレイヤーたちを次々に殺していった。
菊岡「実際のところはどうなんだい? モンスターとプレイヤー、どちらに殺された人間が多いか、キミ達は分かるかな?」
龍也「数だけでいえばモンスターの方が上だが、それも大した差にはならないし、あてには出来ない。 MPK、モンスタープレイヤーキルと呼ばれる手法は、モンスターに殺させるものだったからな、」
菊岡「どちらともいえない、ということだね。」
椅子から立ち上った菊岡は俺を手招きし、窓からプールにいる明日奈たちを指差した。
菊岡「だが、ヒースクリフである茅場先生を倒し、彼女たちを含む多くの人たちを現実へと帰し、救ったのは紛れもなくキミ達二人だ。 そうだろう?」
和人「ああ。」
俺達を気遣ったのか、なんだか以外に思うが根が悪い奴ではないのは知っているからな、怪しいだけで。
ともあれ、それが俺達にとっての誇りであるのは確かだ。
英雄と呼ばれなくてもいい、知られずともいい、大切な人たちが生きていてくれている。
それだけで、俺は、
と、その時俺の元へ1通のメールが届いた、明日奈からだ。
内容は『もうご飯食べちゃったよ』というもので、写真には全員で写っていた。
女性陣は笑顔で写っており、男性陣はすまんと言わんばかりに手を合わせている。
いいさ、どうせ俺はお菓子で済ませますよ。
菊岡「誰からかな、って聞くのは野暮だね。 しかし、キミも本当に厄介な事件に巻き込まれたね。」
和人「龍也じゃなかっただけマシだ。仮に俺が龍也だったら、多分、須郷を殺していただろうからな。」
菊岡「冗談に聞こえないなぁ…」
茅場晶彦の後輩である須郷伸之が引き起こした『ALO事件』。
ゲーム『アルヴヘイム・オンライン』、その内部にて行われていたのは人体実験であり、
俺を含む300人のプレイヤーがその被害にあった。
元々、須郷にはマークを付けていたらしいのだが、SAOから生還した約7000名へのサポートに人材を割いてしまったため、
マークが僅かに緩んでしまったという。
さらにラボがALO内にあったということもあり、見逃してしまったのだ。
そんなことがあったのを菊岡が知ったのは、茅場が須郷を調べ上げたからだ。
龍也「須郷をよく知っている茅場が俺の身に起こっている事を案じてそれを知り、さらにネットであがっていた明日奈と文乃の目撃情報、一部のALOプレイヤーと俺達による攻略不可能なはずのグラン
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