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SAO〜円卓の騎士達〜
Extra Edition前編
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もらえないかな? まぁ、頭を使いそうだし、甘いものでも食べながら話そっか。」

そう言ってケースの中から甘いものが中心の菓子類を出し、端末を録音状態に設定してから俺たちは話しをする事になった。

最初に話す事になったのはデスゲーム開始直後、茅場晶彦が開発した『ナーヴギア』と『ソードアート・オンライン』を、その世界(SAO)を観賞する為だけに作ったと言い、その意図についてどう思ったのかを菊岡は聴いてきた。

和人、龍也「「本人に聞け。 以上。」」

次はSAOのプレイヤーたちの行動について。
ほとんどのプレイヤーがパーティーを組み、団体行動を中心にし、単独行動を控えるようになった中で、俺と『円卓の騎士団』のメンバーはほとんどを単独行動に当てていた。
その行動について訊ねられ、俺はその理由を語った。
βテスターの中でもその知識を己が為だけに使い、他者を蹴落とす、βテスターのチーター的存在、『ビーター』。
βテスターの中でも素人的な者を守り、悪意を自身に向けるために俺が作り、その身に甘んじたことを伝えた。

菊岡「キミ達が『ビーター』という存在を作った張本人だったんだね。 しかし、随分と辛い役目を背負ったみたいだね。 茨の道と言ってもいいかもしれないな。」
龍也「別に辛くはなかったさ。 仲間が居ればな。」
菊岡「良い話だねぇ〜。」

それから聞かれたのがパソコンに表示された高レベルプレイヤーの集まり、ボス攻略会議についてだった。
菊岡からすれば、常軌が逸したレベルと戦闘能力を有していた俺達(円卓の騎士団)が攻略会議に参加しているのは、
疑問に思うのだろうがそれは間違いである。
確かに、フィールドボスが相手ならばボス攻略のヒントを掴み、行動さえ捉えきれば少人数でも撃破は可能であるが、フロアボスともなれば話は別であり、その危険度は計り知れない。
さらに74、75層のボスは異常であり、レベルが100以上あった俺達が《二刀流》、《龍爪剣》など、ユニークスキルをもってしても、危険な状態まで陥ったのだから。

菊岡「なるほど、キミ達がそこまで言うのなら、相当なものだったんだと窺えるよ。 正直、キミ達がそれほどのことを言うとは思っていなかったからね。」
和人「まぁ、死への恐怖も相まった極限状態だったから余計かもしれないけどな。 だが、アインクラッドにはボスよりも厄介な連中の方が多かったよ。 なぁ菊岡、アンタなら分かるだろ? 決まった行動しかできないプログラムと、様々な思考を持つ生物、どっちの方が厄介かってな。」
菊岡「プログラムと生物、っ、そういうことか。」
和人「察しが良くて助かるよ。 モンスターより何よりも、レッド並びにオレンジと呼ばれた、人間の方が、余程な。」

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