Extra Edition前編
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てもらっちゃって、」
佑真「気にする必要はありませんよ、スグさん。」
スグの彼氏であり、今回の提案に真先に賛成して同行を望んだ佑真。
アリス「それにしても、プール日和な快晴の日に臨時カウンセリングなんて、ついてないですね。」
ユージオ「ご愁傷様。」
和人「まあ、な、」
アリスに続いてユージオまでそんな事を言ってきたので、肩を落としながら苦笑する。
そう、俺は今回のプール練習に参加できないのだ。
というのも、学校側からいきなりカウンセリングを行うことを言われ、それに向かわなければいけない、というのが、
里香「明日奈の水着姿が見られなくて残念ね〜。」
明日奈「ふふ〜、和人くん残念〜?」
和人「あぁ。 とっても残念。 ・・・ところで龍也は?」
桜「龍也は和人と同じ。」
拓真「あいつも運が無いよな。」
和人「まぁ、仲間がいると思えるだけで、何か、こう、精神的に楽。 じゃ、行ってくる。」
里香「美人のカウンセラーさんに鼻の下伸ばすんじゃないわよ〜。」
和人「するわけ無いだろ!」
里香の発言にツッコミを入れつつ、校舎のカウンセリング室に向かう。
カウンセリング室に着き、ドアをノックすると中から女性の声が聞こえたので、入室の言葉をかけてから中へ入る。
奥に進むと何度か見慣れたテーブルと2つの椅子、そして机があり、その机に腰掛けるように凭れている茶髪の女性がいた。
おそらく、彼女が校内で噂の美人女性カウンセラーだろう、お生憎と、俺は普段から男性のカウンセラーに担当してもらっているので会うのは今回が初めてだ。
菊岡「やあ、久し振り。 和人くん。」
和人「・・・帰る。」
菊岡「まぁ、そう言わないでくれないかな〜。」
どうやらカウンセリングというのは嘘で本当は総務省の仮想課と呼ばれる部署に所属するエリート官僚、菊岡誠二郎この男との面会だ。
カウンセラーの先生は隣の準備室に居ると言葉を残して室内から出て行き、俺は菊岡座る対面の椅子に座った。
その時、菊岡の後ろから不機嫌オーラMAXの龍也が現れた。
龍也「さっきも言ったが、このあとは予定が控えているからそれまでには終わらせてくれよ。」
菊岡「善処はするよ。」
本当に善処する気があるのかどうか分からない答え方をするな。
菊岡「実はキミ達から『SAO事件』と『ALO事件』、一連の事件について詳しく聴きたいと思ってね。」
和人「おい、そのことなら前に話しただろ?」
菊岡「そうなんだけど、今回はキリト君の視点から見たことを詳しく聴きたいんだ。 キミ達は両事件において中心人物と言ってもいい位置に居る。 ということで、キミ達が話せる範囲で構わないから話して
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