Extra Edition前編
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、クジラってね、」
少し寂しそうに言ったユイにアスナは少しでも本物の鯨について教えてあげようと説明している。
う〜む、どうにかしてユイに本物の鯨を見せてやりたいが、俺たちでも早々に見ることができるようなものじゃないしな。
かといってALOで鯨と言われても、、、ん?
そういえば、もしあの話が本当なら。
キリト「ユイ、もしかしたらALOで鯨を見ることができるかもしれないぞ」
アスナ、ユイ「「本当(ですか)!?」」
キリト「あぁ。 前にレコンから聞いたんだが、シルフ領の南方で鯨が出てくるクエストが見つかったとか、なんとか。」
俺の言葉に驚く2人。
そう、確か7月の始め頃にレコンがそんなことを言っていたのを思い出した。
ただ、あの時は夏休み開始当初から宿題を早く片付けるために頭の片隅に追いやったんだ。
そんな中、ユイはその愛らしい瞳を輝かせながら衝撃的なことを言った。
ユイ「それならわたし、クジラさんに乗ってみたいです!」
キリト、アスナ「「乗るのはちょっと無理かな〜。」」
表情を固まらせながら、俺とアスナはそう言った。
――現在:現実世界
とまぁ、そういう経緯があって俺たちはそのクエストに挑戦することになった。
その翌日、みんなにも話してみると協力してくれることになり、噂のクエストについて可能な限り調べてみた。
すると、そのクエストはシルフ領南方にある島の近海にある海底神殿にて受けることができると分かった。
そして早速明日挑戦しようということになったのだが、1つだけ問題が発生した。
それが俺の後ろでバイクに跨っているスグ、とシンタローの妹のモモだ。 理由は、彼女達が水が苦手ということにある。
早い話しが泳げない、俺達がSAOに居た2年間でも泳げるように努力はしたようなのだが、結局克服することは出来なかったらしい。
VRゲーム、特にALOではリアルでの運動能力も一部反映されるため、今回のクエストで水が苦手というのは致命的である。
練習しようにも夏休み中の遊泳施設は非常に人が多い為、練習など難しいだろう。
そこで提案されたのが学校のプールでの練習だ。
許可はアーサーが取った。
曰く、『ちょっと、SAOの時のコネ使って生徒会長に話通して貰った。』らしい。
2人してヘルメットを外して集合場所の中庭へと足を進めた。
そこでは既に俺とスグ以外のメンバーが集まっていた。
和人「すまん、俺たちが最後だったみたいだな。」
明日奈「ううん、特に待ってないから大丈夫だよ。」
今回の学校プールでの練習を提案した張本人である俺の彼女、明日奈。
直葉「ごめんなさい、わざわざ集まっ
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