第五十二話 VRMMOの本当の姿
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るの?」
和人「あぁ。 来るよ。 後、キバオウにディアベル、シンカーさんとユリエールさん、ヒースクリフも誘ったけど用事が有って行けないってさ。 ま、二次会には間に合うらしいけど。 あ、でもシンタローは来るぜ。 ただ、リンとゴウは学校の寮暮らしだからな〜。 二次会からしか来れないってさ。」
因みに現在二十歳のシンタローは茅場にその能力を買われ、研究員として、働いているらしい。
本人は渋々了承したらしいが、今は生活が充実してるとのこと。
そして、その日の夜。
オフ会を開催する場所は、エギルが経営している≪Dicey Cafe≫。
店のドアには、無愛想な文字で《本日貸切》木札が掛けられている。
俺は隣の直葉に顔を向け、言った。
和人「スグは、エギルと会ったことあったっけ?」
直葉「うん、向こうで二回くらい一緒に狩りをしたよ。 おっきい人だよね〜。」
和人「言っとくけど、本物もあのマンマだからな。 心の準備しておけよ」
直葉の向こうで、明日奈がクスクス笑った。
明日奈「最初見た時は驚いたよ。」
和人「俺も最初はびびったな〜。」
龍也「おう、お前らも丁度か。」
直葉「あ、龍也先輩。」
龍也「だから先輩は止めろって。」
後ろからの声に振り向くと、龍也と桜がいた。
それを見た俺は一気にドアを押し開けた。
店の奥では《SAO攻略記念パーティー》と書かれた横断幕が掲げられ、皆の手には飲み物のグラスが握られており、かなり盛り上がっていた。
和人「おいおい、俺たちは遅刻してないぞ。」
龍也「あぁ。 俺達は、時間通りに来たハズ。」
俺と龍也がそう言うと、リズベット、もとい里香が進み出て来て言った。
里香「主役は最後に登場するものですからね。 あんた達には、ちょっと遅い時間を伝えてたのよん。 さ、入った入った。」
俺たち二人は店内に引っ張り込まれた後、飲み物を受け取った。
リズがステージの上に立つと、店内に流れるBGMが途切れた。
里香「えー、それでは皆さん、ご唱和ください。 せーのぉ!」
「「「「「「キリト、アーサー、SAOクリア、おめでとー!!!!!!」」」」」」
全員の唱和。 盛大なクラッカーの音。 拍手。
今日のオフ会――《アインクラッド攻略記念パーティー》。
店内には、俺の予想を遥かに上回る人数が参加していた。
ステージに立っているリズが言ってきた。
里香「さ、キリトとアーサーで、乾杯の音頭をとって。」
これは、予定に無かったはずだ。
参加しているメンバーが歓声や、口笛を吹きながら、俺と龍椰を壇上に押し上げた。
俺と龍也が『せーの』と息を合わせ、
和人、龍也「「それでは皆さん
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