第五十一話 帰還
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大切な人の名前。
桜「すぅー、はぁー、、よし。」
一つ大きく深呼吸をして、ドアを開ける。
中に入ってすぐにベットの上を確認する。
居た、ちゃんと居てくれた。
龍也「よぉ、桜、さっきぶり。」
桜「龍也、龍也ぁ〜〜!」
私は彼に抱き付くとそのまま泣き出してしまった。
龍也は私を支えきれずにそのまま倒れてしまった。
桜「寂しかった。 怖かった。 龍也がこのまま目覚めないままなのかと思っちゃった〜!」
龍也「本当に、心配かけてゴメンな。」
彼は私をそっと優しく抱き締めてくれた。
龍也「俺はギルドマスターとして失格だな。 仲間に心配かけて、迷惑かけて、傷つけて。 けど、それでもやっぱり桜が居ればそれで良い。」
桜「うん。 私も、龍也が無事で居てくれれば良かった。」
龍也「・・・悪い、桜。 眠くなって来ちまった。」
桜「私も、ホッとしたら眠くなってきた。 お休み、、、龍、や。」
龍也「あぁ。 お休み。」
私達はそのまま眠ってしまった。
〜side out〜
〜和人 side〜
俺は明日奈の病室に入った。
病室の中央は、大きなカーテンで仕切られている。
俺はカーテンの前まで移動し、手を伸ばし、カーテンを掴み、引く。
そこには診察衣を纏った少女が、ベットの上で上体を起こし、こちらを見ていた。
ナーブギアは外されており、少女の傍らに置いてある。
和人「明日奈。」
明日奈「キリトくん。」
和人「全部、全部終わったんだ。」
明日奈「そう。 ただいま。 そして初めまして。 私の名前は結城 明日奈です。」
和人「俺の名前は桐ケ谷 和人です。 お帰り、明日奈。」
〜side out〜
〜シンタロー side〜
俺は文乃の病室に入った。
文乃「・・・シンタロー?」
シンタロー「あぁ。 俺だ。」
文乃「ふふっ、やっぱり。 ただいま。 シンタロー。」
シンタロー「あぁ。 お帰り。」
文乃「本当にシンタローは私のヒーローだよ。」
シンタロー「それなら、文乃は俺にとってのヒロインだ。」
〜side out〜
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