第五十話 世界樹の上へ
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サクヤと、ケットシー領主のアリシャ・ルーだ。
レコン「ぶっはっ! し、死ぬかと思った。」
いつの間にか復活していたレコン。
キリト「実際、一回死んだろ。」
レコン「いや、まぁ、ゲーム的にはそういう事なんですけど、って後ろ!」
キリトが振り向く前に後ろに迫っていたガーディアンがポリゴンとなる。
コジロウ「お喋りも良いですけど戦いながらにしてくださいよ!」
キリト「悪い。」
軽く話してから戦闘に戻る。
アリシャ「ドラグーン隊! ブレス攻撃よーい!」
アリシャのよく響く声が聞こえたのでそちらを見ると、翼を大きく広げた飛竜が、長い首をS字にたわめ、牙の奥からオレンジ色の光を微かに洩らす。
次いで、シルフ領主、サクヤが朱塗りの扇子をさっと掲げた。
サクヤ「シルフ隊、エクストラアタック用意!」
密集方形陣に固まったシルフ部隊も、突進しつつ右手の長剣を頭上に翳す。
その刀身を、エメラルド色の電光が網目のように包み込む。
アリシャ「ファイアブレス、撃てーーッ!!」
直後、飛竜が、溜め込んで紅蓮の劫火を一斉に吐き出した。
眩い光が、ドーム内を照らした。
紅蓮の劫火を受けた騎士たちは、白い炎を引いて、燃えて尽きていく。
サクヤ「フェンリルストーム、放てッ!!」
シルフ部隊が一糸乱れぬ動作で長剣を鋭く突き出し、剣それぞれから眩いグリーンの電光が迸り、宙を切り裂いて白銀の騎士たちに深く貫通した。
騎士たちを粉々に吹き飛ばしていく。
アリシャ、サクヤ「「全軍、突撃ーー!!」」
サクマ「もう一度さっきの行くぞ!」
サクラ「分かった!」
サクラが指笛を鳴らす。
全員集合の合図だ。
もう一度陣形を組み、俺達が一つの閃光となって、肉壁の間隙に突進を開始した。
「「「「「うおぉぉぉおおお!!」」」」」
途中で襲って来た騎士たちは、俺達の超高速斬撃に巻き込まれ、紙くずのように引き千切られ、周囲に散った。
閃光は、光の尾を引き、ゲートに向かって飛翔していく。
そして、抜けた。
一瞬開いた隙間を、白銀の騎士たちが、幾重にも重なり埋め尽くした。
それを見届けたサクヤが、後方から叫んだ。
サクヤ「全員反転、撤退!!」
俺達は、脳神経が灼きつくかと思うほどの速度で、最後の距離を駆け抜けた。
眼前にある、巨大な円形のゲートに降り立つ。
白銀の騎士たちが、白い窓から生み出され、俺達に押し寄せてくる。
サクマ「俺達で時間を稼ぐ! さっさとゲート開けろ!」
サクマ達が防ぎに行く。
このゲートの向こうに、アーサー、アスナ、アヤノがいる。
が、
キリト「開か
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