第四十九話 グランドクエスト
[5/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
背の双翼の、天翔に足ることを示すがよい』
大扉の中央がぴしりと割れ、左右に開いていく。
そして、俺達が中に入ろうとしたとき、
サクマ「ちょっと待て! こんの馬鹿共がぁ!」
サクマ達が追いついてきた。
サクマ「まさかとは思うが情報ゼロ、対策ゼロの初見プレイでクリア出来るとは思ってねぇだろうな?」
キリト「け、けど、じっとなんかしてられないんだよ。 すぐそこに居るんだ。」
サクマ「それはサクラも同じだ。 少しは考えてから動け。 シンタローもだ。」
シンタロー「ぐ、」
サクマ「仮に死んでデスペナ喰らった方が攻略は難しくなる。 今回は様子見だ。 分かったか?」
キリト「あ、あぁ。」
シンタロー「分かった。」
サクマ「んじゃ行くぞ。」
今度こそ内部に入る。
内部は完全な暗闇であった。
剣を構えた直後、眩い光が頭上から降り注いだ。
そこは、とてつもなく広いドーム状空間だ。
天蓋の頂点に、四枚の石盤がぴたりと閉ざしている。
俺達は、四枚の翅を大きく広げ、咆哮と共に地を蹴った。
飛び上がってからすぐに、白く光る窓から、白銀を纏った騎士が現れた。
右手には、巨大な大剣を携えている。
間違いなく、あれがリーファの言っていたガーディアンだろう。
騎士の剣を弾いてから、振り下ろす剣で屠る。
次いで、凄まじいライトエフェクト。
「ゴガァァアア!!」
白銀の騎士は絶叫を上げ、ポリゴンの破片を爆散させる。
一対一なら、こちらに分がある。
こちらに向かってくるガーディアンは、すべて切り捨てる。
俺達は翅を震わせ、猛烈な突進を開始する。
光る窓から生み出された騎士が、数を増やしていく。
キリト「そこをどけえぇぇぇぇッ!!」
俺は剣を振りかぶり、白銀の騎士に振り下ろす。
白銀の騎士は、歪ゆがんだ悲鳴と共に爆散する。
一撃でガーディアンを沈め、上昇していく。
行ける!!
俺はそう思った。
だが、天蓋近くのステンドグラスの殆どの全ての窓から、白銀の騎士が現れた。
その数は、数十、いや数百か。
コジロウ「なんてポップ数なんですか、」
サクマ「ちいっ、一時撤退だ! 戻るぞ!」
圧倒的な数の差に一旦撤退する。
そして、ドームの外に出ると、扉が閉まった。
サクマ「何て馬鹿げたポップしてやがるんだ。」
ユイ「私が確認したところ、最高高度到達時には秒間十二体ポップしてました。」
シンタロー「それと、最後の最後で弓矢を持ったガーディアンが出てきやがった。」
ユージオ「一体一体は弱いけど、あそこまで数の差があると、」
アリス「ほとんど、無理ゲーですね。」
キリト「無
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ