第四十九話 グランドクエスト
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すぐに障壁があるよ!!」
直後、衝撃音がこのアルン中央市街に響いた。
俺とシンタローが障壁によって弾かれた音だ。
キリト「クソッ!! 何で、何でだ!? すぐそこに居るのに!」
シンタロー「システムによる障壁、、物理、魔法攻撃での突破は不可能、、、ユイ! ストレア! お前らだったら通れるんじゃ無いか!?」
しかし、無理だった。
ユイ「警告モード音声なら届くかもしれません! ママ!! アヤノさん!!」
〜side out〜
〜アスナ side〜
テーブルに座っていた私とアヤノさんは、弾かれたように立ち上がった。
アスナ「アヤノさん、今の声って!?」
アヤノ「きっと、ユイちゃんの声だよ!!」
ユイちゃんが居るということは、きっと傍に皆が居るはず。
私達は、格子の壁に駆け寄った。
ユイ『ママ、アヤノさん、ここ、ここにいるよ!!』
アスナ「アヤノさん。 何か、何か、メッセージを届ける物はありませんか!?」
私達が今メッセージに使える物。
1つだけある。
それは私とアヤノさんが、此処から自力で脱出した時に入手した、銀色のカード。
アヤノ「アスナちゃん、これなら。」
アヤノさんは、銀色のカードを取り出した。
アスナ「それは確か、研究施設から私たちが命懸けで取ってきた物ですね。」
私達は頷いてから、私が右手に握っていた銀色のカードを手放した。
アヤノ「アスナちゃん。 皆が、すぐそこまでやって来ているよ。 あと少し頑張ろう!」
アスナ「はい!!」
〜side out〜
〜キリト side〜
俺は上空にある世界樹を睨めつけた。
その時だった。
俺達の視界に、銀色に輝く物が舞ってきた。
キリト「あれは・・何だ?」
俺は、それを凝視した。
それは、ゆっくりとゆっくりと、こちらを目指して舞ってくる。
俺は手を差し伸べ、それを手の中に収めた。
左からユイ、右からリーファが覗き込む。
シンタロー「カードか?」
シンタローがポツリと呟いた。
カード型オブジェクトであった。
透き通る銀色の表面には、文字や装飾の類は何もない。
俺はリーファに聞いてみた。
キリト「リーファ、これ何だかわかる?」
リーファ「ううん、こんなアイテム見たことないよ。 クリックしてみたら?」
カードをクリックしてみたが、出現するはずのウインドウが表示されることは無かった。
その時、ユイが身を乗り出し、カードの縁に触れながら言った。
ユイ「これは、システム管理用アクセス・コードです!!」
キリト「ッ!?」
俺とユウキは、銀色の
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