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SAO〜円卓の騎士達〜
第四十七話 再出発
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てくれませんか?」
レン「俺もだ。」

おお、凄い好戦的だな。
ま、そういう奴は嫌いじゃないが。

キリト「おう。 今度やろうな。」
アレク「はい。 よろしくお願いします。」

シンとレンは俺に一礼をしてから、ユージーンの後ろに戻った。

キリト「で、俺たちの話、信じてくれたかな?」
ユージーン「そうだな。 約束を破るのは止めておこう。 貴様等を大使として認めよう。」

ユージーンは軽く笑みを浮かべ、次いで俺たちに向き直る。

ユージーン「確かに現状でスプリガン、ウンディーネとも事を構えるつもりは俺にも領主にもない。 この場は引こう。 だが貴様とはいずれもう一度戦うぞ。 そっちの二人もな。」
キリト「じゃあ、フレンド登録しとくか? そっちの方が何かと都合が良いだろ。」

俺とユージーンがフレンド登録をして、右手の拳をゴツンと打ち付けると、ユージーンは身を翻してから、翅を広げ、地を蹴る。
サラマンダーの大軍勢は一糸乱れぬ動作で隊列を組み直すと、ユージーンを先頭に鈍い翅音を響かせながら遠ざかっていった。
再び訪れた静けさの中、俺が笑いを含んだ声で呟いた。

キリト「サラマンダーにも話の解る奴がいるじゃないか。」

リーファは片手を頭にやりながら、今浮かんできた言葉を口にした。

リーファ「やっぱり、君達はムチャクチャね。」
キリト、シンタロー、サクラ「「「よく言われる。」」」
サクヤ「すまんが、状況を説明してもらえると助かる。」

シルフ族の領主サクヤを含め、両陣営十四人が説明を求めていた。

静けさを取り戻した会談場の中央で、『一部は憶測なんだけど』、と断ってからリーファは事の成り行きを説明した。
サクヤ、アリシャ・ルーを始めとする両種族の幹部たちは一つも音を立てず、リーファの長い話に聞き入っていた。
リーファが話し終わり、口を閉じると、両種族の幹部たちは揃って深い溜息を洩らした。

サクヤ「なるほどな。」

両腕を組み、サクヤが頷いた。

サクヤ「此処何ヶ月か、シグルドの態度に苛立ちめいたものが潜んでいるのは私も感じていた。 だが、まさか、サラマンダーに通じていたとはな。」

サクヤ曰く、シグルドはパワー志向の男だから、彼には許せなかったのだろう。
勢力的にサラマンダーの後塵を拝しているこの状況が、との事だ。

リーファ「でも、だからって、なんでサラマンダーのスパイなんか。」
サクヤ「もうすぐ導入される《Ver5.0》の話は聞いているか? ついに《転生システム》が実装されるという噂がある。」
リーファ「あっ、じゃあ、」
サクヤ「モーティマーに乗せられたんだろうな。 領主の首を差し出せばサラマンダーに
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