第四十六話 ALO最強プレイヤー
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ユージーン「悪いな、やっぱり斬りたくなった。 首を取るまでに変更だ。」
キリト「この野郎、絶対泣かす。」
俺とユージーンが一定の距離を取る。
その時、俺の背中にシンタローが背中を合わせてきた。
シンタロー「悪い、一瞬だけ隙作れないか?」
キリト「出来るけど、どうした?」
シンタロー「弓矢しまって、糸出したいんだ。」
キリト「分かった。 俺も出したいものがあるしな。」
ユージーン「何をこそこそ、喋っている!!」
アレク「お仲間とお喋りとは、随分と余裕なようですね!」
アレクとユージーンが突っ込んできた。
俺は右手を突き出した。
その手が黒く輝き、ボン、ボボボボボ!と周囲の視界を真っ黒に染め上げた。
眼くらましの魔法だ。
俺はすでに詠唱を終えていたのだ。
キリト「これでいいか?」
シンタロー「あぁ。 サンキュー。」
俺はメニューを操作して、二本目の剣、ダークリパルサーを装備する。
そのまま太陽に向かって急速に高度を上げる。
ユージーン「時間稼ぎのつもりかぁ!!」
ユージーンの叫び声が響き渡ると、赤い光の帯が迸り、黒煙を切り裂いた。
しかし、二人の姿は、何処にも見当たらなかった。
空をホバリングするのは、ユージーン将軍と、アレクだけだ。
アレク「将軍、彼等は逃げてはいません、何処からか現れるはずです。」
そう言って、ユージーンとアレクは武器を構え直した。
俺達は太陽を背にして、真上からユージーンとアレクに向かっていく。
ユージーン「ちっ。」
アレク「行きますよ。」
ユージーンとアレクがそう言ってから、急上昇を始めた。
ユージーンとアレクは急上昇をしながら、迎撃の態勢に入っていた。
流石と言うべきか、普通なら此処で太陽光線を避けるため水平移動しようとし、そこを上から叩き落されていたはずだ。
ユージーンは俺に、アレクはシンタローにユージーンに少し遅れる形を取っている。
ユージーンの必殺の一撃は、これまで常に両手で握られていた黒い巨剣に、そして魔剣グラムのエクストラ効果で透過させたが、“左手”に握られていた長剣によって阻まれていた。
《二刀流》、あの城で二人の勇者の内の一人が取得したスキル。
驚愕の気配を洩らすユージーンに向けて、俺は雷鳴のような雄叫びを放った。
キリト「お、おおおおああああーーー!!」
直後、両手の剣を、霞む程の速度で次々に打ち出した。
俺はこの剣技を模倣した。
《二刀流》上位剣技、《スターバースト・ストリーム》十六連撃。
ユージーンも対抗するが、二段構えのパリィに次々に弾き返される。
ユージーン「ぬ、おおおおーーー!!」
地
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