第四十六話 ALO最強プレイヤー
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絶句する私の問いに応えたのはケットシー領主、アリシャ・ルーだった。
アリシャ「魔剣グラムには、《エセリアルシフト》っていう、剣や盾で受けようとしても非実体化してすり抜けてくるエクストラ効果があるんだヨ。」
リーファ「そんな無茶苦茶な。」
〜side out〜
〜シンタロー side〜
響いた轟音に反応し、地面を見ると、キリトが倒れてた、が、すぐに起き上がる。
ダメージはそう多くなさそうだ。
アレク「良いんですか? よそ見をしてて。」
シンタロー「ん? あぁ、悪いな。 じゃ、こっちも始めるか。」
矢を手に持ち、構える。
まずは第一射、避けられる。
続いて矢を放つ。
全て避けられる。
シンタロー(こいつ、俺が矢を放ってから避けてる。 大した反応速度だな。 弓矢じゃ不利か。)
そう考え、背中の片手剣に手をのばす。
と、その瞬間アレクが突っ込んできた。
〜side out〜
〜サクラ side〜
大きな音に驚いて音のした方を見るとキリト君が倒れてた。
と、その時、地面に私以外の影が見えたので見ると、レンがそこまで迫っていた。
サクラ(早い!)
そう思いつつ攻撃を回避する。
ドオォォォォン!!
見ると斧の当たった地面が割れている。
物凄い威力だ。
もしあのまま受けてたら即死には届かないだろうけど、確実にイエローまでは削れていただろう。
けど、それはあの世界では良く有ることだった。
特に、ボス戦とギルドメンバーとの戦闘なんかでは、一撃で半分も削れることなんて日常茶飯事。
それに比べてこのゲームでは負けても死なない。
死のプレッシャーが無い分、臆することもない。
私の最愛の人を思い浮かべながら呟く。
サクラ「こんなところで躓いてる暇は無いの。」
そして、意識をただ、相手を倒すことのみに集中させる。
久し振りの本気、見せてあげる。
〜side out〜
〜キリト side〜
俺はホバリングするユージーン目掛けて一直線に突進していく。
ユージーン「ほう、よく生きていたな!」
キリト「まぁな。 それよりもなんだよ、さっきの攻撃は!」
そう言ってから、お返しとばかりに片手剣を叩きつける。
翅を強く鳴らし超加速移動を繰り返しながら、斬撃の応酬が続いた。
俺の連続攻撃をユージーンが両手剣で弾き返していく。
この斬撃の応酬は、他のプレイヤーの眼から見たら、霞んで見えるはずだ。
ユージーンは僅かな隙を見つけて、魔剣グラムのエクストラ効果を使用し、攻撃をヒットさせてくる。
キリト「効くなぁ。 おい、もう三十秒経ってんじゃないかよ!」
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