第四十六話 ALO最強プレイヤー
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攻撃を、三十秒耐え切ったら、貴様らを大使と、その護衛だと信じてやろう。 そっちも二人選べ、アレク! レン!」
すると、隊の輪を中から、二人の男がこちらにやって来た。
男性プレイヤーだ。
アレク「お初にお目にかかります。 私の名はアレキサンダー、字(あざな)は省略してアレク、以後お見知り置きを。」
レン「俺はレンだ。」
アレクは丁寧に頭を下げ、背中に装備していた両手槍を手に取る。
レンは両手斧だ。
キリト「へー、三十秒か。 ずいぶん気前がいいな。 こっちは、」
サクラ「私がやるわ。」
シンタロー「んじゃ俺も。」
俺とサクラ、シンタローも武器を抜剣した。
〜side out〜
〜リーファ side〜
緊迫した空気の中、私の隣に立つサクヤが低く囁いた。
サクヤ「まずいな。」
リーファ「え?」
サクヤ「あの大男が装備している両手剣、あれは《魔剣グラム》だ。 大男の方は《ユージーン将軍》だろう。 あと二人はサラマンダーの地上部隊の隊長《レン》と空中部隊の隊長《アレキサンダー》、 知っているか?」
リーファ「な、名前くらいは、」
サクヤ「サラマンダーの領主《モーティマー》の弟、リアルでも兄弟らしいがな。 知の兄に対して武の弟、純粋に戦闘力ではユージーン将軍の方が上だと言われている。 それに、あの二人はサラマンダーではユージーンの次に強いと言われてる、詳しい戦闘力は解らないが、相当なものだろうな。」
リーファ「じゃあ、全プレイヤー最強と、二番目が出て来たって言うことなの? 」
サクヤ「ってことになるな。 モーティマーもとんでもない奴を送り込んでくれたものだ。」
私は両手を胸の前でぎゅっと握りしめた。
〜side out〜
〜キリト side〜
サクラはレンと地上で、シンタローはアレクと空中で戦うことになった。
俺とユージーンは空中だ。
空中で対峙する俺とユージーンは、実力を計るように長い間相手を見ていた。
最初に動いたのは、ユージーン将軍だった。
予備動作なく、超高速で突進を掛ける。
大きく振りかぶった大剣が俺に襲い掛る。
だが、俺も《あの世界》で培った反応速度を以て迎撃態勢に入った。
無駄のない動作で頭上に巨剣を掲げ、剣を受け流し、カウンターの一撃を撃ち込む為に。
その直後、
キリト「!?」
ユージーンが振り下ろした大剣が、俺が携えてる巨剣と衝突するその瞬間、刀身が透過し、再び実体化。
俺は胸の中央に炸裂した斬撃で地面に叩き落された。
轟音が響き、次いで土煙。
〜side out〜
〜リーファ side〜
リーファ「な、いまのは!?」
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