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IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女
第13話 私、玉鋼を改造します。
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一体誰と喋ってるんだ?
慌てて振り向くと、後ろから画面を覗き込む、水色の髪をして、眼鏡をかけた少女がいた。私はこの子を知っている。直接会うのは初めてだけど、データでは何度か見た。
「………更識…簪さん、だよね?」
「………うん。」
目の前にいるのは、もう一人の日本代表候補生、更識簪だった。
「何時から?」
「ここには……朝から。気付いたのは……さっき。」
全然分からなかった。見ると彼女も制服ではなく作業着だ。……流石に迷彩ではないが。当たり前か。
少し視線を外すと、やや離れたISハンガーに、組み立て途中のISが鎮座している。と、いうことはあの話は本当だったというわけだ。
倉持技研が彼女の機体開発を放り出し、彼女一人で組み立てているというのは。
「……アレが?」
「……そう、……打鉄弐式。」
「………完成率は?」
「……………40%。」
やはり状況は深刻な様だ。彼女も機械弄りは得意らしいが、規模が規模だ。専門家ですら数人、数十人のチームを作って開発を行うのだ。組み立てだけとは言っても一人で行えるものではない。
「ままならないものねぇ。なんなら
技本
(
ウチ
)
で組み立てようか?」
それなら倉持にも一泡吹かせられるし。そんな思いでいった一言だった。けれど………
「………いい。」
「……大丈夫?」
「………あの人は、一人でやった。」
「へ?」
「……それじゃあ。」
そういって彼女は自分の機体に戻っていった。その背に一言お礼を投げ掛け、最終調整に戻る。
「気にはなるけど………あの子と戦ってもみたいしね。」
その後、アリーナで実機テストしたけれど、中々に満足のいく代物に仕上がった。
「ふふぁあ〜〜〜。」
ここはIS学園の一年生寮。その、大浴場。
ここだけの話、私はお風呂が大好きだ。それこそバトルの次くらいに。既に30分くらいは浸かりっぱなしだ。
「楓……あんたよく逆上せないわね?」
隣に誰か入ってきた。鈴だ。トレードマークのツインテールを降ろしていて、イメージが微妙に違う。
「大好きだからねー。一時間はへーき。」
「へぇ。……アンタ、今日何してたの?」
「ん〜〜?玉鋼の調整。新しいパーツが届いてね。」
大浴場には余り人影がない。さすがに九時を回っていればこんなものだろう。
と、もう一人誰か近付いてくる。あれは……篠ノ之さん?
「む、神宮寺に鈴か?」
腰まで届く長い黒髪に、いかにも大和撫子といった顔立ちと姿勢、間違いないね。
ん?なんか鈴が微妙な顔で篠ノ之さんを見てる。どうしたんだろ?
「……ほんっと、少しは分けても
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