第三十九話 手懸かり
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維持を委託されたのがレクトのフルダイブ技術研究部門さ。 具体的に言えば、僕の部署だよ。 つまり、明日奈の命は今やこの僕が維持していると言っていい。 なら、僅かばかりの対価を要求したっていいじゃないか? 式は来月この病院で行う。 君たちも呼んであげるよ。 それじゃあな。」
俺が黙っていると須郷はそれで満足したのか病室から出ていった。
桜「か、和人君?」
和人「あのクソ野郎。 絶対に泣かせてやる。 首を洗って待ってろ。」
今、俺はあの場で殴りかからなかったのが不思議なくらい怒りで震えていた。
そして、俺達が部屋から出ると、
拓真「大分、怒ってんな。」
拓真達が待っていた。
佑真「外まで殺気と覇気が漏れてましたよ。」
シンタロー「何があったかは聞かないけど、さっさと助け出してエギルの店でSAOクリアの打ち上げしようぜ。」
それである程度怒りが収まり、
和人「あぁ。 そうだな。」
そう答えられた。
〜side out〜
〜アーサー side〜
誰かが来る気配を感じたので顔を上げる。
そこにいたのはオベイロンだった。
現実では須郷という名前らしいが。
オベイロン「まったく、君も諦めて茅場先輩の居場所を教えたまえ。」
アーサー「だーかーら、知らねぇって言ってんだろ。」
オベイロン「まったく、強情だな君も。」
アーサー「人の話聞けよ。」
オベイロン「今日も拷問、と行きたいところだが、研究が忙しくてね。 また明日にしよう。」
アーサー「そのまま帰ってくんな。」
オベイロンは嫌らしい笑いを残して消えた。
アーサー(ったく、来るなら早く来いよ。 暇で暇で仕方がないんだからよ。)
〜side out〜
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